米国EC攻略ガイド!ShopifyでECサイト構築・運用のメリットとデメリット

米国EC攻略ガイド!ShopifyでECサイト構築・運用のメリットとデメリット

コロナ禍以降、世界中のEC市場は消費者の主要な購買チャネルとして確固たる地位を築き、小売業にとってはECサイトの運営が欠かせない存在になりました。

世界中のEC市場の競争は年々激化しており、そのため日本国内には留まらず、越境ECを視野に入れる日本企業も急増しています。数ある国のなか、特にアメリカ進出に興味を持つ日本企業が多く存在します。

しかしながら「アメリカのEC市場をターゲットにしたいが、何から手をつければよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、アメリカでEC運営を行いたい方におすすめなプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」についてご紹介します。

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Shopifyとは?

Shopify(ショッピファイ)は、カナダ発の定額制クラウド型ECプラットフォームです。専門的な知識がなくても、誰でも簡単にオンラインショップを立ち上げることができる点が魅力です。

日本市場には2017年に本格参入し、近年では中小企業から大手企業まで幅広く採用されています。越境ECとの相性もよく、特にアメリカ市場での展開を視野に入れている事業者にとって非常に有効な選択肢となります。

下記ではShopifyのメリット・デメリットについて解説していきます。

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Shopifyのメリット

①ビジネス規模に応じた多彩な料金プラン

Shopifyでは月額$29のBasicプラン、月額$79のGrowプラン、月額$299のAdvancedプランの3つの基本プランが用意されています。

また、機能を必要最低限に絞ったプランであるStarterプラン月額$5や、小売店に特化したRetailプラン月額$89などもあります。

もしEC事業を大規模に展開したいと考える場合には、プラスプラン月額$2,300の利用が良いでしょう。

プラン月額料金特徴
Starter$5SNS販売、シンプルなEC販売向け
Basic$29個人起業家向け
Grow$79小規模ショップ向け
Retail$89POSシステムなどの対面販売向け
Advanced$299ビジネスの拡大を図る企業向け
Plus$2,300大規模ビジネス・複雑なシステムを活用する企業向け

自社ECサイトをすでに所有している、ECサイト運営・管理の予定、どの程度詳細なレポート機能が必要なのか、などのビジネスプランとShopifyのプランを照らし合わせ、コスト面で無駄のない効率の良いEC事業を実現することができます。

いつでもプランを変更できるので、必要に応じたプランを試すことができるのが嬉しいポイントです。

出典:Shopify 料金プラン

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②越境ECに強い:多言語・多通貨・税制対応が充実

Shopifyでは、グローバルにサービスを展開しているため、多言語・多通貨、各種税金に対応しています。

また利用可能な決済方法も豊富なため、それぞれのターゲット国でメジャーな決済方法を選択することができます。

  • サイト全体の多言語対応(翻訳アプリやAI翻訳も充実)
  • 現地通貨表示&為替レート自動計算
  • 現地税制・関税への対応(Shopify Markets機能)

これにより、アメリカを含む海外市場への展開がスムーズに行えます。

③カスタマイズ性が高く拡張も簡単

ShopifyではECサイトの機能を拡張する多くのアプリが提供されています。

  • 定期購入/予約販売の導入
  • 実店舗販売とEC販売を連携
  • SNS連携による販売促進
  • 実店舗のPOSとの連携
  • クーポン、レビュー、チャットボット機能の追加

上記は、無料・有料含め多種多様な機能拡張アプリがあり、ターゲットとする層に合わせてECサイトを自由自在にカスタマイズできる点がShopifyの大きな魅力となります。

アプリはコードなしで簡単に導入できるため、自社にエンジニアがいなくても機能拡張が可能です。

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④「Shopify Magic」AIによる運用支援

Shopify Magicは、AIを活用して商品説明文やブログ記事、メールなどを自動生成してくれる新機能です。

2024年以降に導入され、EC業務の大幅な効率化が可能となりました。

Shopifyのすべての機能を最先端のAI技術と組み合わせることにより、ストアの構築、マーケティング、カスタマーサポート、バックオフィス管理といった幅広いタスクに関して、パーソナライズされた関連性の高いサポートを提供しています。

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アメリカECおすすめプラットフォーム

Shopifyを利用するデメリット

①無料プランは存在せず、完全無料では利用できない

Shopifyでは豊富な料金プランが用意されていますが、完全無料プランは存在しません。

たくさんのメリットがあるShopifyですが「どのようなサービスなのか、とりあえず体験してみたい」という場合は、無料で利用できる他のECプラットフォームの方が適している可能性があります。

ECをお試し程度で体験してみたい場合、他のECプラットフォームも検討してみてください。

②日本語サポートに限界がある場面も

Shopifyは日本市場にローカライズされつつありますが、一部の高度な設定や管理画面では英語が求められる場面もあります。

現在、日本語による電話サポートは未対応で、サポートの中心はチャットまたはメールとなります。

この点で不安のある方は、Shopify専門のパートナー企業やオンラインアシスタントを活用することをおすすめします。

③他のECサイトからの完全な移行は難しい場合も

Shopifyの強みである「ECに必要な機能をワンストップで提供している」という点がマイナスに働く場合もあります。

それはECサイトをリニューアルする場合です。既存ECサイトにリニューアル後も引き継ぎたいようなシステムがあったとしても、Shopifyではそれを反映することはできず、1からECサイト構築しなければなりません。

そのため、ECサイトのリニューアルを目的としてShopifyの利用を検討されている方は十分注意するようにしましょう。

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オンラインアシスタント/Emily.

オンラインアシスタント/Emily.では、アメリカ在住の日米バイリンガルのアシスタントが所属しており日本企業のEC事業のサポートを行なっております。

アメリカでのビジネスに特化しており、日本で運用しているECサイトをアメリカでも商品を販売できるように越境ECサイトとして作成することも可能です。

もしShopifyでのECサイト構築に不安がある場合や、運用に関して自社で行うことが難しい場合、オンラインアシスタントへ業務委託を行うと良いでしょう。

まとめ

Shopifyを利用したECサイト構築、運用のメリット・デメリットをご紹介しました。

Shopifyは、EC初心者でも簡単に本格的なオンラインストアを構築できるプラットフォームです。特に越境ECとの相性が非常に良いため、アメリカなど海外市場をターゲットとする日本企業にとっては有力な選択肢です。

EC事業を始めようと考えておられる方は、本文を参考にShopifyの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

Shopifyをうまく活用し、アメリカ国内のEC運営や越境ECを成功へと導きましょう。

オンラインアシスタント/Emilyではアメリカ事業に欠かせない業務を幅広くサポートしています。
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