コロナ禍以降、アメリカでは以前よりも増して「オンラインショップ(ECサイト)」を利用するユーザーが増えました。
以前はECサイトを利用していなかったアメリカに住む多くの人々が、その便利さに気が付きEC業界が急成長している状態です。
現在、アメリカではオンラインショッピング業界が以前にも増して非常に盛り上がっています。新型コロナウィルス感染防止の為に実施されたロックダウンの影響から、外出制限が行われ、買い物に行く事もままらない状況が続きました。その際にオ[…]
これにより今後アメリカでビジネス展開を行う上で、ECサイトの運営は必須とも言えるでしょう。
ではどのようにして、ECサイトの運営を行えば良いのでしょうか?
アメリカ国内で自社ECサイトを運営するのであれば「Shopify」の利用がおすすめです。
この記事では、アメリカでビジネス展開をする日本企業に向け、Shopifyのプランを分かりやすく比較・解説をします。
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Shopifyのプラン概要
3つのプランから運用を考える
Shopifyでは5つのプランが用意されています。
プラン | ||||
Starter | Basic | Shopify | Advanced | Shopify Plus |
料金 | ||||
$5 | $29 | $79 | $299 | $2000 |
この5つのプランのうち、安価なStarterはすでに販売サイトなどがある方がECの機能を追加するもので、ある程度ECサイトの準備が整っている方向けです。
高価なShopify Plusは豊富な機能を使いこなす必要があるので、スタートアップ時に最初からこちらのプランを選ぶ必要がないと考えられます。
今回はアメリカでビジネスを展開したいと考えている、ビジネスを展開したもののどのように運用したら良いか分からない日本企業にとって、特に利用しやすい「Basic」「Shopify」「Advanced」の3つのプランに絞ってご紹介します。
各種プランの特徴とポイントの比較
それぞれの特徴
Basic | Shopify | Advanced |
CREDIT CARD RATES | ||
2.9% + 30¢ USD online | 2.6% + 30¢ USD online | 2.4% + 30¢ USD online |
WHAT’S INCLUDED | ||
Basic reports 2 staff accounts Up to 4 inventory locations Up to 77% shipping discount | Professional reports 5 staff accounts Up to 5 inventory locations Up to 88% shipping discount | Custom report builder 15 staff accounts Up to 8 inventory locations Up to 88% shipping discount |
ALL INCLUDED | ||
Online store, Sales channels, Point of sale, 24/7 support |
全プラン共通
- Shopifyを用いて簡単にオンラインショッピングサイトを作成・運用する
- ソーシャルメディアやオンラインマーケットプレイスなど、複数の販売チャネルで製品を宣伝および販売
- POSシステムの利用
- チャットやメールで24時間のサポート体制
Basic
- Visa, Mastercard, Discoverで注文の場合、注文決済時の手数料が2.9% + 30¢ USD
- ストア、在庫、商品、顧客情報などを分析・追跡するベーシックなレポート
- 2人分のアカウント付与
- ECサイト、倉庫、小売店、ポップアップイベントなど最大4箇所の在庫を追跡
- DHL Express, UPS, or USPSの送料が最大77%OFF
新規でアメリカでビジネス展開を行いたい、一般的な日本の中小企業はこちらのBasicプランで対応できるかと思います。
例)雑貨、健康食品、キッチン用品などを取り扱う企業
Shopify
- Visa, Mastercard, Discoverで注文の場合、注文決済時の手数料が2.6% + 30¢ USD
- ストア、在庫、商品、顧客情報などを分析・追跡するプロフェッショナルなレポート
- 5人分のアカウント付与
- ECサイト、倉庫、小売店、ポップアップイベントなど最大5箇所の在庫を追跡
- DHL Express, UPS, or USPSの送料が最大88%OFF
プロジェクトに関わるスタッフ数が多い場合や、出荷数が極端に多い商品を取り扱っている場合はこちらのShopifyプランがおすすめです。
例)コスメ、キャラクター商品、アパレルなどを取り扱う企業
Advanced
- Visa, Mastercard, Discoverで注文の場合、注文決済時の手数料が2.4% + 30¢ USD
- ストア、在庫、商品、顧客情報などを分析・追跡し、カスタマイズが行える事で必要な情報が揃うレポート
- 15人分のアカウント付与
- ECサイト、倉庫、小売店、ポップアップイベントなど最大8箇所の在庫を追跡
- DHL Express, UPS, or USPSの送料が最大88%OFF
上記2プランでは対応できない場合、Advancedプランを選択されるのが良いかと思います。
レポートのカスタマイズが行えるので、より自由度の高い分析と追跡が可能となります。
また15人分のアカウントが付与されるので、商品登録数が多く複数人で一斉な作業が必要な場合とても便利です。
さらに高額な商品を取り扱っている場合、決済手数料が低いので、低いレートを確保する為にAdvancedプランを選択されても良いかと思います。
例)食料品、電子機器、伝統工芸品などを取り扱う企業
自社に見合うプランは見つかりましたでしょうか?
Shopifyでは、プランのアップグレードやダウングレードにも対応しているので、実際に利用して都度プランを見直すことが可能です。
アメリカで物販ビジネスを行う際は、自社でECサイトの作成・運営することをおすすめします。もちろんAmazonやeBayなどに出品する方法でも問題ありませんが、やはり自社ECサイトがあった方がビジネスを大きくしていくうえで有利な点も多くあ[…]
Shopifyを利用開始するにあたって
プランが決まったら、次は実際に運用していくこととなりますが、この運用が1番大変な作業となります。
Shopify自体は日本語で利用可能ですが、現在サポートは英語のみとなっています。
そして、日本語では英語の参考記事と比べると参考記事があまり充実しておらず、やはり情報が格段と少なくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、オンラインアシスタントを利用してShopifyの初期セットアップや、運営のサポートを外注することです。
「オンラインアシスタント/Emily」には、Shopifyを専門とするアシスタントや、EC事業での経験が豊富なアシスタントなど、様々なアシスタントが在籍しています。
- 初期のセットアップが分からずお悩みの日本企業へのサポート
- 日々のルーティン業務が上手く運用出来ていない場合のお手伝いやアドバイス
- 商品登録や商品出荷のサポート
- カスタマーサービスの代行
このように多岐に渡る内容で、Shopifyを用いたEC事業のサポートも行っています。
インテリア雑貨卸売・企画・輸入・販売をしている雑貨メーカーとして名古屋に本社がある株式会社スパイス。 その米国法人であるTime Concept, Inc. は、ロサンゼルスに拠点を構えており、Urban OutfittersやStaple[…]
まとめ
今回は、Shopifyのプランを比較・解説しました。
自社に合ったプランを選択するために、こちらの記事が少しでも参考になればと思います。
Shopifyではプランのアップグレード・ダウングレードが行えるので、運用していく中でプラン変更を行える点も念頭に置いて、まずは合いそうなプランを決定して、早速Shopifyを用いたECサイトを開設してみましょう。
またどうしても自社でセットアップや運用などが難しい場合や、自社内での時間や人員が足りない場合には、オンラインアシスタントに業務委託することで、よりスムーズにアメリカでのビジネス展開を進めて行くことができます。
昨今更に急成長を遂げているアメリカのEC業界なので、日本企業もより素早い参入ができれば、より多くのチャンスを掴むことができるでしょう。
EC事業の市場は、世界的に毎年右肩上がりとなっていますが、新型コロナウイルス感染拡大後から、さらにEC事業は急速にその存在感を大きくし年々成長しています。現在では小売事業者の場合、ECサイトの運営は必須だと考えられており、さらに日本国内[…]
アメリカ事業の立ち上げやリソース課題などでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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