EC事業の市場は、世界的に毎年右肩上がりとなっていますが、新型コロナウイルス感染拡大後から、さらにEC事業は急速にその存在感を大きくし年々成長しています。
現在では小売事業者の場合、ECサイトの運営は必須だと考えられており、さらに日本国内のみに留まらず海外へ越境ECを行う事業者も日々増加しています。
このような背景からアメリカ市場部向けたビジネスにおけるECサイトの重要性は理解しているもの、何から手を付けて良いか分からずECサイト構築に踏み切れていないといった方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそのようなEC初心者の方に是非おすすめしたい、ECプラットフォーム「Shopify」についてご紹介します。
Shopifyを用いたECサイト構築、運用のメリット・デメリットなど、Shopifyを利用する際の注意点などを詳しくご説明しています。
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Shopifyとは?
Shopifyとは定期課金型のサービスであり、EC専門知識に自信のない方でも手軽にECサイトを構築することができるECプラットフォームです。
Shopifyは海外発祥のサービスであることもあり、日本国内ではあまり利用されていませんでしたが、2017年のShopify日本進出により、国内でもその知名度が徐々に高まってきています。
それでは、ECサイト構築、運用において、Shopifyの強みを活かすことで生まれるメリット及びShopifyを利用する際に注意しておきたいデメリットについて解説していきたいと思います。
アメリカで物販ビジネスを行う際は、自社でECサイトの作成・運営することをおすすめします。もちろんAmazonやeBayなどに出品する方法でも問題ありませんが、やはり自社ECサイトがあった方がビジネスを大きくしていくうえで有利な点も多くあ[…]
Shopifyを利用するメリット
①5つの料金プランから目的に応じて柔軟にプランを選択できる
Shopifyでは月額$29のベーシックプラン、月額$79のスタンダードプラン、月額$299のプレミアムプランの3つの基本プランが用意されています。
また、機能を必要最低限に絞ったプランであるライトプランは月額$9で、EC事業を大規模に展開したい方向けのプランであるプラスプランは月額$2000で提供されています。
既に自社ホームページを所有しているのか、ECサイト運営・管理をどの程度の人数で行う予定なのか、どの程度詳細なレポート機能が必要なのかなど、皆さんの状況やビジネスプランとShopifyのプランを照らし合わせることで、コスト面の無駄がない効率の良いEC事業を実現することができます。
また、プランをいつでも変更できる点もとても嬉しいポイントです。
②越境ECサイトとして、海外向けに事業展開できる
前述の通り、ルーツが海外であるShopifyは既に米国をはじめ、海外で広く普及しています。
このようにShopifyはグローバルにサービスを展開しているため、多言語・多通貨、各種税金に対応しており、また利用可能な決済方法も豊富なため、それぞれのターゲット国でメジャーな決済方法を選択できます。
これらは越境ECサイトを作る上で大きな利点であると言えるでしょう。
③ECサイトの詳細までカスタマイズできる
ShopifyではECサイトの機能を拡張する多くのアプリが提供されています。
具体的には、実店舗での販売情報とECでの販売情報を連携するアプリや、予約購入、定期購入を促進するアプリなどが挙げられます。 しかし、これらはShopifyが提供しているアプリのほんの一部に過ぎません。
無料、有料含め多種多様な機能拡張アプリがあり、ターゲットとする層に合わせてECサイトを自由自在にカスタマイズできる点はShopifyの大きな魅力です。
ShopifyはEC専門知識に自信のない方でも手軽にECサイトを構築することができるECプラットフォームとして人気を集めています。しかし、いくら手軽にECサイトを構築できるからと言って、自分の力で行うのは少し不安に感じる、せっかくE[…]
Shopifyを利用するデメリット
①月額料金がかかり、無料で利用することはできない
Shopifyでは豊富な料金プランが用意されていますが、無料プランはないことに注意が必要です。
前述の通り、たくさんの利用上のメリットがあるShopifyですが「とりあえずECというものがどんなものかを体験してみたい」という方の場合は、無料で利用することのできる他のECプラットフォームの方が適している可能性があります。
Shopifyが提供している14日間の無料体験期間よりも長い期間、ECをお試し程度で体験してみたい方は他のECプラットフォームも検討してみてください。
②サポート体制に不便を感じる場合がある
Shopifyは現段階ではまだ日本語による電話サポートを行っていません。
ECサイト構築、運営にあたってShopifyに日本語で問い合わせをしたい場合は、メールによる問い合わせをするしかなく、煩わしさを感じることがあるかもしれません。 またこの点に関連して、一定の英語力が必要な場面があることにも注意しましょう。
先ほど紹介した電話サポートのように、日本語対応していない一部機能においてはある程度の英語力が求められます。
③既存のECサイトをリニューアルする場合、サイトシステムの引継ぎができない
Shopifyの強みの一つである「ECに必要な機能をワンストップで提供している」という点が却ってマイナスに働く場合があります。
それはECサイトをリニューアルする場合です。
既存ECサイトにリニューアル後も引き継ぎたいようなシステムがあったとしても、Shopifyではそれを反映することはできず、1からECサイト構築しなければなりません。
そのため、ECサイトのリニューアルを目的としてShopifyの利用を検討されている方は十分注意するようにしましょう
まとめ
今回はShopifyを利用したECサイト構築、運用のメリット・デメリットを紹介しました。
EC事業を始めようと考えておられる方はぜひ本記事を参考にShopifyの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
もしShopifyでのECサイト構築に不安がある場合や、運用に関して自社で行うことが難しい場合、オンラインアシスタントへ業務委託を行うと良いでしょう。
オンラインアシスタント/Emilyでは、アメリカ在住の日米バイリンガルのアシスタントが所属しており日本企業のEC事業のサポートを行なっております。
アメリカでのビジネスにも特化しており、日本で運用しているECサイトをアメリカでも商品を販売できるように越境ECサイトとして作成することも可能です。
Shopifyをうまく活用し、日本国内のEC運営や越境ECを成功へと導きましょう。
アメリカ事業の立ち上げやリソース課題などでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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