アメリカでEC事業を行う場合「Shopify」は非常に人気の高いECプラットフォームです。
Fashion NovaやKylie Cosmeticsなど、大手アメリカ企業もECプラットフォームとしてShopifyを利用しています。
ShopifyはEC運営ビギナーでも簡単にWebサイトの構築や、カスタマーサービス、マーケティングを行えるプラットフォームだと謳っており、簡潔な操作方法が業界トップクラスだと言われています。
操作が簡単なShopifyではありますが、目標に沿った内容のストア構築を行わなければ、期待に見合うコンバージョンや売上が得られない場合も多くあります。
この記事では、ShopifyでECサイトの運営を成功させるためのストア構築方法をご紹介致します。
アメリカで物販ビジネスを行う際は、自社でECサイトの作成・運営することをおすすめします。もちろんAmazonやeBayなどに出品する方法でも問題ありませんが、やはり自社ECサイトがあった方がビジネスを大きくしていくうえで有利な点も多くあ[…]
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明確なゴールの設定
まずはじめにストアの方向性やゴール、KPIなど明確な目標を設定することが大切だと言えるでしょう。
EC運営というプロジェクトを遂行するにあたり、チームメンバーとゴールやKPIなど目標の共有を行い、その目標を達成するための計画や施策を考えます。
ストアの評価や分析、計測のため指標をしっかりと設定することで、データで結果を見ることができるので、改善点や対策など数値として知ることができます。
顧客の購買意欲に繋がるサイト制作
自社のECサイトはブランドや商品のターゲット層に対して、魅力的なWebサイトになっているか、客観的に俯瞰してみましょう。
ユーザーに伝えたい情報がたくさんあり、Webサイトのファーストビューにテキストや画像が詰め込まれすぎて、何をアプローチしたいのかよく分からないWebサイトになっている場合が多くあります。
ブランドや商品の良さをユーザーにたくさんアピールするのは良いことですが、ECサイトを運営する場合Webサイトのビジュアルは最も重要となるため、ブランディングのガイドラインをしっかりと定めましょう。
またWebサイト内のコンテンツが多すぎる、あるいは少なすぎる場合もマイナスな要素となりますので注意しましょう。
ユーザーがWebサイトを訪れた際に、分かりやすい導線のストアへと制作するように心がけましょう。
さらに無駄のないスムーズなチェックアウト(決済)も、商品購入へ至る大切なプロセスだと言えます。
Shopifyとソーシャルメディアチャネルを統合
Facebook、TikTok、Instagramなどのソーシャルメディア・マーケティングと、Shopifyでの販売を並行して行いましょう。
SNSとShopifyを統合させることで、Webサイトでの商品販売を促進させることが可能と言われています。
人気ブランドやインフルエンサー、タレントとのコラボレーション、サステナビリティなど自然への取り組みや配慮など、ブランドや商品の魅力を高めるメッセージの発信にもSNSを用いたマーケティングを活用しましょう。
ブランドや商品が飽和状態の昨今では、ブランドや商品を購入する際に品質の良さや利便性が高いことは当たり前で、そのブランドや商品、運営会社のバックグランドを重視するユーザーが多くなってきています。
SNSを活用して、自社が取り組んでいる社会への配慮をアピールしたり、ブランドのストーリーを伝えたりして共感を得ることで、ブランドのファン獲得や商品の販売へと繋げましょう。
Emailマーケティングの活用
特別オファー(新規顧客への割引)などのプロモーションを企画し、ニュースレター(メルマガ)への登録を促しましょう。
潜在顧客を獲得し、ニュースレターで継続的にリーチすることができるほか、ニュースレターからブログなどの自社コンテンツに誘導すると良いでしょう。
現在のマーケティングはSNSを活用する場合が多く、昔からあるニュースレターを古い手法だと敬遠しがちな企業も多くいますが、ニュースレターのコンバージョン率の高さは今でも健在で、必ず行うべき施策だと言えるでしょう。
ファンやコミュニティを作る基礎にもなるニュースレターとSNSを併用することで、ユーザーとより深いコミュニケーションを取ることが叶います。
また、かご落ちした際にリマインドメールを送信するなど、潜在顧客へアプローチも忘れずに行いましょう。
ユーザーの信頼を得るコンテンツ提供
商品購入ページでは、商品の正しい情報・詳細をユーザーへ伝えましょう。
自社製品のことを全く知らないユーザーが知りたい内容、購入したくなるような情報を商品購入ページに必ず記載しましょう。
この際、正しい表現の英語が記載されていることも非常に重要です。
誤った英語表記だと、どれだけ良いコンテンツを提供していても、一気に不信感のあるWebサイトとなってしまいます。
商品説明文やコンテンツなどは、自動翻訳機能を利用するのではなく、英語がネイティブな人物に翻訳・校正してもらうのが好ましいと言えます。
また製品やサービスの品質を具体的に確認・想像できるよう、顧客のレビュー、専門家やインフルエンサーなどからのレビューを掲載したり、使用事例や証言、インタビューなどのコンテンツがWebサイト上にあると「ブランドや商品のことがよく分からない」「自分がイメージしているものとあっているかわからない」という不信感・不安感を払拭できる良い判断材料になるでしょう。
クロスセルを促す
クロスセルは、既に購入されている製品に関連する製品や補足的な製品を購入することで、購入者にさらに多くの支出を促すために、カスタマー ジャーニー全体で使用される販売およびマーケティング戦術です。クロスセルは、注文あたりの収益を増やす比較的低コストの方法です。
出典:Shopify
チェックアウト時などに、関連商品のリコメンドの項目を追加して、クロスセルを促しましょう。
セット購入で割引キャンペーンのような施策があると、上手くクロスセルとして活用できるでしょう。
送料無料の金額設定もクロスセルを促すのに有効で、売れ筋商品より少し高めな金額の送料無料ラインを設定し、売れ筋商品に関連するような安価な付属アイテムを取り扱うと、送料無料にしたいカスタマーが付属アイテムを購入する可能性が高くなります。
例えば48ドルのタンブラーに、5ドルのタンブラー用のキッチンスポンジを販売すると、クロスセルを達成できる可能性があり、さらに客単価アップも叶うでしょう。
早いレスポンスと親切なカスタマーサポート
迅速なカスタマーサポート体制も、カスタマーから信頼度を得れるチャンスが高く、ブランドや会社のイメージアップ、リピート顧客の獲得に繋がると言えます。
コールセンター、Eメールやテキストメッセージ、Chatbotなど、様々なカスタマーサポートの選択肢があると、ユーザーはより安心して利用することができるでしょう。
またよくある質問やお問い合わせは、Chatbotや自動返信機能を活用して、即時に返答できるようにシステム化することで人的リソースをカットし、すぐに答えが分かることでユーザーの満足も高くなることでしょう。
FAQsなど質問と答えをまとめたコンテンツやWebページがあると、ユーザに親切でありながら、質問や問い合わせの数も減少するので、カスタマーサポートを効率的に運用できます。
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オンラインアシスタント/Emily
このようにコンバージョン率が良いShopifyのストア構築の方法をお伝えしましたが、実際に自社で運用するとなると、作業面や専門知識などに不安を抱く場合もあるでしょう。
さらに英語でWebサイトやコンテンツの作成、カスタマーサポートを行う必要があるので、英語がネックだと考える日本企業の方もいらっしゃるかと思います。
そのように不安を抱える場合は、オンラインアシスタントへShopifyの作業を業務委託することがおすすめです。
オンラインアシスタント/Emilyでは、アメリカ在住の日米バイリンガルがアシスタントとして所属しており、日本企業がアメリカでビジネスを行うサポートを担っております。
EC運営担当や、Shopifyの機能を熟知しているアシスタント、カスタマーサポート、マーケティングなど、様々な分野に特化しているメンバーでチームを編成し、アメリカでのビジネスサポートを行います。
アシスタントはアメリカ在住で、アメリカ市場やビジネスに精通しており、アメリカ国内の旬な情報を瞬時にキャッチするので、プロモーションなどの施策のアイディアも得意としております。
アメリカでのビジネスに不安や疑問がある場合は、オンラインアシスタント/Emilyにご相談下さいませ。
アメリカでビジネスを展開する日本企業の多忙な経営者や社員が、コア業務に集中できる環境づくりを追求しているオンラインアシスタント/Emilyでは、アメリカ特有の文化やビジネス環境を理解したバイリンガルスタッフが、現地時間で様々な業務をサポート[…]
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まとめ
Shopifyでコンバージョン率の高いECサイトの作り方をご紹介しました。
KPIを設置してWebサイトの効果を測定・検証し、改善を行なったり、SNSと連動させてユーザーをShopifyへ導き、Emailマーケティングを上手く活用しながら、信頼度のあるストア作りを心がけましょう。
ブランドや商品、会社が社会貢献しているバックグラウンドをSNSやブログなどのコンテンツで開示し、ユーザーの共感を促しコアなファンの獲得を目指しましょう。
そうすることでコンバージョン率の高い、良質なECストアの運営が叶い、売上を獲得することができるでしょう。
アメリカ事業の立ち上げやリソース課題などでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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