アメリカでビジネスをする際、特に懸念される点として「人的リソース・業務の効率化や、日々作業のルーティン化」などが挙げられます。
人材をリクルートすることは会社にとってリスクが高く、慢性的な人材不足に悩むアメリカの企業が多いことから「バーチャルアシスタント」というサービスが誕生しました。
一般的に「バーチャルアシスタント」という場合は「Amazon社のアレクサやグーグル社のGoogleアシスタントに代表されるような音声認識AIアシスタント」と「企業の業務をその道の専門家がオンラインでサポートするサービス」の2つを指します。
この記事では、近年アメリカで注目を集めている「バーチャルアシスタント」（後者）について紹介していきたいと思います。
「バーチャルアシスタント」の誕生によりこのサービスを上手く利用し、コア業務以外の作業を業務委託する企業が増えてきています。
これからアメリカでビジネスを行ううえで、人的リソースや業務効率に関する問題を抱えている日本企業の方々に是非知って頂きたい内容となります。
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バーチャルアシスタントとは
「バーチャルアシスタント」とは、企業の業務を社外の人がオンラインでサポートするサービスであり、インターネットの普及に合わせてアメリカを中心に広まりました。
日本では「オンラインアシスタント」という名称で呼ばれる場合が主流ですが、アメリカでは「バーチャルアシスタント」と呼ばれており、両者で同じ意味を指します。
日系企業の間では企業内に労働力を集約する（新卒一括採用にて入社した会社に定年退職を迎えるまで勤め上げる）ことが一般的ですが、アメリカではそのような形態はあまり見られません。
アメリカにおいては、各個人が自身の資格やスキルを武器により良い労働条件を求めて、転職を繰り返すことが一般的です。
こういった「個で稼ぐ文化」が根付いているアメリカだからこそ、いち早く「バーチャルアシスタント」のような自身の強みを活かす仕組みが普及したと考えられています。
またアメリカでは、2010年にテレワーク強化法が制定されて以来、リモートワークへの関心が特に集まっており、併せて「バーチャルアシスタント」の勢いも強まっています。
アメリカにおけるリモートワーク導入率は約85％と世界的にみてもトップクラスとなっており、この数字からもアメリカにおける「バーチャルアシスタント」の存在感の大きさが感じられます。
したがって、アメリカで事業を展開する場合は、積極的に「バーチャルアシスタント」の利用を検討すべきであるといえます。
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バーチャルアシスタントの利用を特におすすめしたい人
「バーチャルアシスタント」は、事業拡大に向けて人材を確保したいが未経験の人材を自社で育成するほどの余裕がない方、採用コストを可能な限り抑えて即戦力となる人材を採用したい方に特におすすめのサービスです。
また、事業の海外展開などで現地の情報が乏しい場合もバーチャルアシスタントによって現地の力を借りることは有効です。
「バーチャルアシスタント」が根付いているアメリカのような地域で事業展開する際は特に積極的に利用を検討してみても良いかもしれません。
バーチャルアシスタントによってサポートしてもらえる主な業務
では次に、どのような業務が「バーチャルアシスタント」の対象となるのかを見ていきましょう。
「バーチャルアシスタント」の対象となるのはバックオフィス業務全般であり、主な業務は以下の通りとなっています。
秘書業務
スケジュール調整、問い合わせ一次対応、接待用レストランの手配などの秘書業務を任せることができます。
経理・事務業務
帳簿、領収書、請求書、見積書などの管理といった財務面の業務や、データ入力、資料作成、備品管理など事務作業を任せることができます。
翻訳業務
外国語の資料やメールの翻訳、越境EC用のWebサイト制作、SNS投稿キャプションの翻訳、外国語での電話対応など、各種業務を対外国向けに行う際にサポートしてくれます。
マーケティング
競合他社や市場の分析、各種施策の見直し、新規施策の立案からキャンペーンの実施サポートなど、事業のテクニカル面のサポートを任せることができます。
メディア、ECサイト、SNS運用
より上質なメディア、ECサイトの作成、より効率の良いSNS運用をサポートしてくれます。
人事・採用業務
雇用条件の調整や採用候補者とのやり取りを任せることができます。
バーチャルアシスタントの利用方法
最後に「バーチャルアシスタント」の利用方法について紹介したいと思います。
どのサービス提供会社を利用するかによって、利用開始までの細かい手順は異なりますが、ここでは大まかな流れについて解説します。
①どのサービス提供会社を利用するか決める
まずはどのサービス提供会社を利用するかを、利用料金や契約期間、サービス内容を比較して決定しましょう。
②問い合わせる
依頼する会社を決めたらホームページから連絡を取りましょう。
③依頼内容の確認、プランの作成、契約手続き
自社のニーズに合わせてサポートしてもらう業務とその期間についてサービス提供会社に相談しましょう。
相談内容に合わせて自社に最適なアシスタントを手配してもらうことができます。
④運用開始
ここまで手続きを終えたら「バーチャルアシスタント」の運用が始まります。
サービス提供会社にもよりますが、早いところだと問い合わせから3-5営業日ほどで運用開始できる場合もあります。
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オンラインアシスタント/Emily
上記でご紹介した「バーチャルアシスタント」に関して運用を検討したいが、アメリカの会社だと言語や仕事に対する姿勢などの不安要素がある場合、日米バイリンガルが所属する「オンラインアシスタント/Emily」がおすすめです。
オンラインアシスタント/Emilyは、アメリカ各地在住の日本人アシスタントが多く所属しています。
日本で十分な社会経験があるアシスタントばかりなので、日本企業と温度差がない業務を提供しています。
様々な分野のスペシャリスト達が、アメリカでビジネス展開を行いたい企業のサポートを行なっており、実際に売上を伸ばしている日本企業が多くいらっしゃいます。
アメリカでビジネスを展開する日本企業の多忙な経営者や社員が、コア業務に集中できる環境づくりを追求しているオンラインアシスタント/Emilyでは、アメリカ特有の文化やビジネス環境を理解したバイリンガルスタッフが、現地時間で様々な業務をサポート[…]
まとめ
今回は今注目のサービスである「バーチャルアシスタント」について紹介しました。
インターネットによって働き方が多様化した今「バーチャルアシスタント」はそれぞれの人材が自身の強みを活かして効率の良く力を発揮するために欠かせない存在になりつつあります。
皆さんも今後さらに広まっていくであろうこの流れに乗って「バーチャルアシスタント」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
アメリカ事業の立ち上げやリソース課題などでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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