アメリカでビジネス拡大を図る場合、必須となるのが【ソーシャルメディア・マーケティング】、いわゆるSNSマーケティングです。
ソーシャルメディアは費用対効果が高く、コツやポイントさえ掴めば売上に繋がるので、ぜひ取り入れたいマーケティングの手法です。
もちろん日本でも、ソーシャルメディアを用いたマーケティングは主流となっていますが、実際に運用に苦労している企業も少なくはないでしょう。
日本国内でも運用が難しい【ソーシャルメディア・マーケティング】を、どのようにして日本企業がアメリカという大きな国で成功へと導けるのでしょうか。
この記事では、売上アップへと導く秘訣として、日本企業がアメリカで【ソーシャルメディア・マーケティング】を運用する際に重要なポイントや、効果的な方法について紹介します。
米国におけるソーシャルメディア・マーケティングの成功事例
まず、アメリカでソーシャルメディア・マーケティングを行い、大成功した事例をご紹介します。
「Weee!」という、アジア&ヒスパニック系のオンラインスーパーをご存知でしょうか?
Twitterをはじめ、Instagram、Facebook、YouTube、TikTokなど、現在の主流である全てのSNSでマーケティングを行った結果、爆発的に売上を伸ばしている、2015年に設立したカリフォルニアベースの企業です。
在米日本人には、既にお馴染みのオンラインスーパーとなっていますが、SNSを最大限に活用し、ここ1-2年で大成功を果たした企業です。
出典:Growjo
「推定年間収益は年間4億600万ドル、総資金は8億6,380万ドル、554人の従業員、昨年は従業員数が70%増加」という脅威の成長率を勝ち取った、まさにアメリカンドリームを叶えた企業と言えるでしょう。
また創設者の記事からも分かるように、中国からアメリカに移住したアジア人ということもあり、これからアメリカでビジネスを拡大していきたい日本企業へのベンチマークとなるような企業です。
ソーシャルメディア・マーケティングの戦略策定
さて、ここからはおさえておきたいSNSマーケティングの戦略策定方法を簡潔にお伝えします。
SNSマーケティングで獲得したいターゲット設定
どの層のユーザーをSNSマーケティングで獲得したいかの確認を行います。
例えば年齢層であれば、表に従って、若い層(18-29歳)にアプローチしたい場合は、TikTokやInstagram、YouTubeを優先的に活用すれば良いでしょう。どのようなユーザーに向けた商品やサービスなのかを明確にすることで、ターゲットのブレをなくします。
もちろん全てのSNSを強化できれば良いですが、全てを一斉にスタートさせることは難しいので、徐々にSNSのプラットホームを増やしていくイメージです。
また、ターゲットのイメージをより具体的にすることで、SNSマーケティングでのアプローチ方法における戦略を適切に設定することができます。
SNSマーケティングの目標設定
- 売上アップ
- 新規ユーザー獲得
- 見込み顧客の掘り起こし
- ブランディング
上記のように、売上アップの為にSNSマーケティングを行うことはもちろんですが、「商品やブランドの情報だけを盛り込むのではなく、SNS上でブランディングした世界観を掲載して、新規ユーザーを獲得する。」などのような目標もSNSマーケティングで実現を目指すことが可能です。
設定した目標を達成するためには何が必要か?という視点で細かい戦略を立てていきましょう。
ベンチマークを調査する
自社の競合となる企業のアカウントを調べ「どのような内容の投稿を、どのSNSプラットフォームで、どれくらいの頻度で行なっているか」などを調査し、自社のSNSマーケティングのベンチマークとしましょう。
ソーシャルメディア・マーケティングの振り返り
効果の測定
- フォロワー数
- 投稿コンテンツ数
- クリック数
- コンバージョン数
適切に効果を測定するためには、例えば上記のような内容を月に1度、週に1度などと期間を設定して、実際にSNSマーケティングからどれくらいのユーザーが増え、どのコンテンツが人気だったかなど、細かく測定していく必要があります。
各SNSのビジネスアカウントでは事前に設定さえすればインサイトが確認できるほか、Google Analyticsなどのツールを活用することもできるでしょう。
効果の分析・改善プロセスの設定
測定結果をもとに、実施した施策と結果を照らし合わせて施策の効果を分析した上で、次回分の改善プロセスを設定し、作業を進めます。
測定した効果に一喜一憂するだけでなく、データをもとに分析をして戦略を練ることが大切です。またデータを蓄積して振り返ることによって、短期間だけでなく長期間の変化や季節的特徴などにも気づくことができ、先々の目標設定もしやすくなるでしょう。
適切な戦略策定と、効果の測定・分析・改善の繰り返しによって、ユーザーの獲得や売上アップなどの目標達成に繋げることができます。
しかし、このプロセスの適切な方法がわからない、または作業時間や人員が足りないなどの理由から着手出来ず、頭を抱えている企業も多いのではないでしょうか。
この振り返り作業は専門的な事柄が多く、知識や経験がないとデータを的確に把握して改善に活かすことができず、無駄にしてしまうといったケースも良くあります。
ソーシャルメディア・マーケティングを結果に繋げるための戦略策定、効果の測定・改善を行うには、事前に勉強する必要があったり、専門家に外部委託する必要があるでしょう。
ソーシャルメディア・マーケティングに詳しいオンラインアシスタントを利用
この記事を読んで、ターゲット設定や使用するSNSプラットフォームを選定することは、比較的簡単だと感じられた日本企業の方もいらっしゃるでしょう。
ですが、アメリカと日本のビジネススタイルや文化は大きく異なり、日本で培ったノウハウでSNSマーケティングを行ったとしても、確実にアメリカでも成功するとは言えません。
アメリカでのSNSの活用は、現地で活動する日本企業にとって重要課題です。しかし、「何から手をつけていいのかわからない」「人員不足で手が回らない」などと、頭痛の種になることが少なくありません。 この記事では、アメリカでのSNS運用の重要[…]
では、どうすればいいのでしょうか?
それは、SNSマーケティングの知識があるアメリカ現地にいる人材や、アメリカのトレンドに精通しているような人材をリクルートすることです。
とは言え、SNSマーケティングを熟知していて言語(英語 or 日英バイリンガル)に問題がない人材はごく僅かとなり、対象のような人材を起用する際には、驚くほどの給与とリクルートコストが必要となってしまいます。せっかく費用対効果の良いSNSマーケティングを行うのに、人材に高額なコストがかかってしまっては、元も子もありません。
自社採用より費用対効果が高い手段として、現在アメリカで主流となっている【オンラインアシスタント】を利用してSNSマーケティングの作業を一任、または一部業務委託することで、プロフェッショナルな人材に適切なコストでサポート依頼をするのがオススメです。
日本企業の担当者が英語のネイティブスピーカーであれば、英語話者のオンラインアシスタントと直接やりとりすることが可能ですが、日本語のみや英語が得意ではない方の場合、オンラインアシスタントとの意思疎通が難しくなり、思ったようにSNSマーケティングの成果を上げることが出来なくなります。
そこでおすすめなのが、日米バイリンガルが在籍する『オンラインアシスタント/Emily』 です。
SNSマーケティングを熟知したアシスタントも在籍していますし、日本企業で働いた後にアメリカに移住したアシスタントが多く、日本社会を理解しているので、アメリカ的な感覚に不安を抱える日本企業にもピッタリなサービスだと言えます。
まとめ
本記事では、アメリカで日本企業が【ソーシャルメディア・マーケティング】を成功させる秘訣をお伝えしました。
アメリカの文化的背景やトレンドを押さえつつ戦略を策定し、繰り返し根気よく効果の測定・分析・改善を行うことが【ソーシャルメディア・マーケティング】ビジネス成功の鍵となります。
またオンラインアシスタントを利用することで、より効率的な【ソーシャルメディア・マーケティング】の運用がかなうことでしょう。