近年、動画コンテンツは日々の生活に欠かせないツールとなっています。
アメリカでは、ビジネスにおいても動画を日常的に活用しており、社内での情報共有やコミュニケーションの手段として、ますます重要視されています。
動画コンテンツは、リモートワークや分かりやすいコミュニケーションが求められるアメリカのビジネス環境に適しており、企業の業務効率向上や、コラボレーションを円滑に進めることが期待できるツールとなります。
この記事では、ビジネスコミュニケーションを効率的に行うための動画メッセージツール「Loom(ルーム)」についてご紹介します。
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Loomとは
Loomは、リモートワークやチームコラボレーションを強化するために開発された動画メッセージツールで、使いやすさが特徴です。
Loomはメールなどのテキストでは説明が複雑となるものの、オンラインミーティングが必要なほどでもないときに、動画で簡単に情報を共有することができます。
直感的なインターフェースや高品質な録画機能、コメント機能によりビジネスプレゼンテーションやタスクの説明、フィードバックがスムーズに行えるようになります。
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Loomのプラン
Loomには、基本の無料プランと有料のプランがあります。
無料プランでは、基本的な録画と共有が可能で制限付きではありますが、十分な機能が揃っています。
有料プランでは、動画の編集やプライバシーコントロールなど、より高度な機能が提供されています。
詳細なプランや料金情報は公式Webサイトをご参照ください。
プラン | Starter | Business | Business+AI | Enterprise |
月額料金 | 無料 | $15 USD/ユーザー | $20 USD/ユーザー | カスタム |
利用条件 | 個人向け | チーム使用 | チーム使用 | 要問い合わせ |
動画数 | ユーザーあたり最大25本 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
動画の最大の長さ | 1本あたり最大5分 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
主な特徴 | ・画面録画とカムバブル ・無制限の文字起こし ・プライバシー制御 ・視聴者のコメント機能 ・チームワークスペース | ・Loom AI アドオン利用可能 ・トランスクリプトによる編集 ・動画にリンクを埋め込み ・インポートとダウンロード ・パスワードで保護された動画 | ・Businessプランで使用できる全ての機能 ・無音部分を自動削除 ・フィラーワードを自動削除 ・自動要約 ・AIワークフロー ・トランスクリプトによるビデオ編集 | ・無制限の動画 ・無制限の録音時間 ・Loom AI アドオン利用可能 ・Salesforce 統合 (ベータ版) |
その他 | サインアップは無料 | 14日間の無料トライアル 年間契約 | 14日間の無料トライアル 年間契約 | 営業担当者へ要問い合わせ |
※2025年3月現在
Loomの主要機能
画面録画
Loomの主要機能である画面録画は、デスクトップやモバイルデバイスの画面をスクリーンシェアでき、動画として保存することができます。
プレゼンテーションやデモ、プロセスの説明など、ビジネスコミュニケーションを強化するために便利な機能となります。
スクリーンシェアのみの動画や、話し手がカメラに映りながら説明し、スクリーンシェアを同時に行う動画、話し手のみの動画の3つのパターンで簡単に録画できます。
LoomのChrome拡張機能、デスクトップ アプリ、またはモバイル アプリを使用して録画が可能となります。
編集・管理機能
動画のクリップをつなぎ合わせたり、必要な箇所のみトリミングをしたり、周囲の音を消したりするなど、色々な編集を施すことができます。
また、Loomを使って分かりやすいYoutube動画を作成することもできます。さらに、ZoomやGoogle meetで録画した動画をLoomで保存することで、一元管理でき、検索したり、字幕付きでアクセスしやすくなります。
即時共有
Loomは、録画した動画を即座に共有することができる機能を有しています。共有リンクを生成し、チームメンバーやクライアントと効率的に情報を共有できます。
時差があり遠隔地にいるチームとのコラボレーションや、プロジェクト進捗の報告にも適しています。
コメントとリアクション
動画に対してコメントや絵文字のリアクションを送信できる機能があります。
チームメンバー同士の意見交換やフィードバックを容易に行うことができ、コミュニケーションの質を向上させます。
分析機能
Loomはアナリティクス機能を搭載しており、動画の視聴状況やフィードバックなどのデータを分析できます。
これにより、動画コンテンツの内容を評価でき、今後の戦略を最適化することができます。
統合
Loomは他のビジネスツールとの連携が可能です。
例えば、SlackやGoogle Workspaceなどと連携でき、ワークフローの一部としてスムーズにLoomを利用できます。これにより、既存のツールとの連携強化を図ることができます。
アメリカでビジネスを行う日本企業のLoom活用例
トレーニングとオンボーディング
日本企業がアメリカでビジネスを行う際、Loomを活用すると従業員のトレーニングやオンボーディングプロセスを効率的に実施できます。
動画を使用したトレーニングは、リモート環境でも直感的に理解しやすく、従業員の教育をしやすくなります。
これにより、新規採用者が早期に業務を理解できるようになり、生産性が向上します。
英語のみならず、日本語やスペイン語など50以上の異なる言語での文字起こしが自動で作成されるため、多言語環境でビジネスを行う企業にも適しています。
クライアントコミュニケーション
Loomを用いた動画のコミュニケーションは、アメリカのクライアントとのコミュニケーションにおいても非常に有益です。
言語に不安がある場合でもプロジェクトの進捗状況や提案の説明、重要な情報の共有を動画で行うことで、コミュニケーションのクオリティを向上させることができます。
視覚的な要素を含めたコミュニケーションは、信頼関係の構築を促進します。
プロジェクトコラボレーション
Loomはプロジェクトを進行するにあたって、チームメンバーのコミュニケーションツールとして適しています。
例えば、タスクの割り当てや進捗報告を動画で行うことで、多国籍メンバー間での認識の差異を軽減させることができるようになります。
また、オンラインミーティングやEメールの代用にも使用でき、時差のあるメンバーとの口頭や文書で行うコミュニケーションの補完になります。
マーケティングチームでの活用
Loom を活用して、製品マーケティングのためにインパクトのある動画を簡単に作成できます。
新機能を紹介する動画や、製品を最大限に活用する方法をアメリカの顧客に示したり、新規の顧客へわかりやすい動画で必要な手順を案内することが可能となります。
レビューやインタビューを依頼する場合でも、動画で依頼すると応答率が高まることがあります。
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オンラインアシスタント/Emily.
Loomの初期設定や運用など、自社で作業を行うことが難しい場合、オンラインアシスタントへ業務委託を行うと良いでしょう。
オンラインアシスタント/Emily.では、バックオフィスからマーケティングまで多岐にわたるカテゴリの業務に対応しております。
マニュアル作成や資料整理などのオンボーディングや、外部ベンダーとの協力などを含め、Loomのような適切なツールの導入などを行い、効率的に業務をサポートいたします。
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まとめ
この記事では、直感的なインターフェースと多彩な機能により、チームが効果的にコミュニケーションできるようになるツール、Loomをご紹介しました。
ワークフローに動画コミュニケーションを取り入れることで、地理的な距離や時差を超えて生産性を向上させ、顧客やチームメンバーとより強い関係を築いていきましょう。
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