アメリカでビジネスを行なう場合、インフルエンサーマーケティングは適切に行えば非常に効果の高いマーケティング手法となりますが、ただ一言にインフルエンサーマーケティングと言っても、さまざまな種類のキャンペーンがあります。
この記事では、アメリカで取り入れたいインフルエンサーマーケティングのキャンペーンの種類について8つご紹介します。
ブランドや商材に見合うインフルエンサーを探しはもちろん、どんなキャンペーンが相応しいか適切に決定しましょう。
アメリカでビジネスを行なう場合、適切に行えば非常に効果的なマーケティング方法としてインフルエンサーマーケティングがあげられます。日本とアメリカではオーディエンスやプラットフォームの使われ方、トレンドなどが大きく異なるので、最新のアメリカ[…]
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スポンサー投稿
「インフルエンサーマーケティング」といえば、スポンサー投稿と思われている最も一般的な手法です。スポンサー投稿は単発のコラボレーションでも成り立つキャンペーンの種類で、最も人気のある手段です。
SNSでの投稿やブログ記事の投稿など、ブランドや会社がスポンサーとなりインフルエンサーが運営しているプラットフォームを通じて、商品やブランドの魅力を伝えてもらいます。ブランドや商品の認知拡大に向いているでしょう。
InstagramやYoutubeなどで「PR」や「提供」「プロモーション」といった内容の投稿がこのスポンサー投稿となります。
しっかりとした報酬が支払われる分、ブランド側からの意向を加味してコンテンツを作成してもらえるようにコントロールできる傾向にあります。
アメリカでビジネスを行う場合、SNS(ソーシャルメディア)プラットフォームでの潜在顧客に対するアプローチが重要だと言えます。各SNSを利用するユーザー層や利用目的、好まれるコンテンツに異なりが生じるため、そのSNSに相応しい内容を投[…]
クーポンコード付与やアフィリエイトマーケティング
販売促進やリード獲得を目標としたキャンペーンの場合は、売上金や売上個数に対して対価を支払うというインセンティブ型の手段が良いでしょう。
インフルエンサー専用のクーポンコードを発行し、コラボするインフルエンサーのコンテンツと一緒に投稿・シェアしてもらいます。インフルエンサー側も成果によって報酬が変わるので、丁寧に効果的なコンテンツ作りに協力してもらいやすい傾向にあります。
同様にアフィリエイターが自身のコンテンツにブランドや商材を紹介する形式のアフィリエイトマーケティング(販売数などによってのコミッションが発生する)もおすすめです。
参加型コンテスト形式やプレゼント企画
ブランド認知を上げることが目的な場合、より多くのリーチを獲得する手段として、インフルエンサーとコラボした参加型コンテスト形式やプレゼント企画も良いアイデアでしょう。
インフルエンサーにその投稿をホストしてもらう、あるいはブランドが行っている企画について宣伝してもらうことで、多くのオーディエンスからブランドや商材をリーチを集めることが叶います。
クリエイティブな企画や魅力的な特典がコンテストやプレゼント企画の参加者を増やすコツだと言えます。またこの手法ではブランドのアカウントのフォロワー数を増やしたり、Eメールマーケティング(メルマガなど)のメールリストを増やすことなどにも繋がります。
Eメールマーケティングは現在でも効果の高いマーケティング方法で、顧客のメールアドレスを確保することで見込み客に継続的にアプローチすることができます。
ブランドアンバサダー
単発投稿などの短期的なコラボレーションではなく、長期的にブランドのキャンペーンに参加してもらうインフルエンサーとの企画は、アンバサダーのような形でのインフルエンサーと企業間でパートナーシップの関係性を築く形式をとるのも良いでしょう。
長期的なコラボレーションにより、インフルエンサーはブランドの顔となるためインフルエンサーのイメージがブランドのイメージと合っているかが重要だと考えましょう。
フォロワー数が少ないコンテンツクリエイターと提携しても、すぐに大規模なリーチは得られないかもしれませんが、信頼性、費用対効果、ニッチなターゲティング、フィードバック収集のサイクルづくりなどのメリットがあります。ブランドと価値観が一致し、ターゲットオーディエンスと真のつながりを持つクリエイターとの長期的な関係の構築は、ブランドを新しい市場で育てていく段階で効果的なマーケティングにつながるでしょう。
またフォロワーの多いインフルエンサーとアンバサダーとしての長期的な関係を持つ場合、そのインフルエンサーの言動やプライベートな出来事など、不祥事が起きた場合にはブランドや企業のイメージダウンにも繋がる可能性があるので、ブランドアンバサダーを起用する場合は十分にリサーチを行ったうえで決定することが大切です。
PRスタント
PRスタントとは一般的にブランドや商品の認知拡大を狙うために、意図的に作られたイベントやニュースなど話題作りのための行動を指します。
うまくいく保証が確約されるわけではなくリスキーな可能性もある施策ではありますが、インフルエンサーとコラボレーションしクリエイティブに戦略的なコンテンツ作りを行えば、大成功に繋がる場合も十分にあるため、インパクトのあるキャンペーンを試してみたい場合、おすすめな施策のひとつだと言えるでしょう。
インフルエンサーイベント
オンライン・オフラインのイベントを通じて、複数のインフルエンサーに同時にブランドや商品のセールスポイントを伝える機会を得られるのがインフルエンサーイベントです。
ブランドや企業側もイベント実施の報告として、ソーシャルメディアやプレスリリースなど、さまざまな媒体でイベントをフックにしたコンテンツ作りに活用できるところが利点となります。
インフルエンサーは最近多くのブランドや商品の発売イベントに招待されているため、イベント自体のクオリティもとても重要です。
例えばイベントのデコレーションや食事、進行、プレゼント、他にないワクワクする内容などを準備する必要があるので、その他の施策に比べて高額なコストや準備時間を費やす可能性があることを念頭におきましょう。
インフルエンサーテイクオーバー
ブランドや企業ページの投稿を1日だけなど限定的にインフルエンサーに担ってもらい、インフルエンサーが主体となってコンテンツを投稿してもらう手法です。(例:Instagram Storiesなど)
新たなフォロワーの獲得やエンゲージメントの向上に役立つので、自社投稿の力だけでは獲得できなかった層の顧客にリーチするチャンスが生まれます。
ギフティング
マーケティング予算に限りがある場合、商材のギフティングがおすすめだと言えます。
ただし昨今のインフルエンサー市場の盛り上がりにつれて、有償コラボしか受け付けていないインフルエンサーも多いので、有名なインフルエンサーや、フォロワー数の多いインフルエンサーに担当してもらえる可能性はかなり低くなります。
また、投稿内容の方向性などについての指示出しがブランド・企業側からはほとんど行えないため、インフルエンサーの「正直なレビュー」の投稿となることが多いでしょう。
そのため、ネガティブなレビューを投稿されてしまうリスクもあります。
ギフティングからスタートしてブランドの価値観に合う適切なインフルエンサーを探し、長期的なコラボレーションに繋げることもおすすめです。
オンラインアシスタント/Emily
オンラインアシスタント/Emilyでは、各種ニーズに適した手法のインフルエンサーキャンペーンの提案や、実際のインフルエンサーとのコミュニケーション業務などをサポートしています。
アメリカ在住の日米バイリンガルのマーケティング経験者がアシスタントとして企業やブランドをサポートしており、アメリカのインフルエンサーマーケティングにも精通しており、英語でのコミュニケーションや交渉をスムーズに行なうので、インフルエンサーとのトラブル回避やスケジュール管理を担当します。
現地在住アシスタントは、アメリカのトレンドをいち早くキャッチできるので、ブランドや商材に適切なインフルエンサーの提案も可能です。
現在アメリカではUGCを活用したマーケティングが活発化しています。予算が十分に確保できない企業でも、UGCであれば、広告やインフルエンサーマーケティングに比べると低予算で導入できることから人気を集めています。また各種ソーシャ[…]
まとめ
アメリカで取り入れたいインフルエンサーマーケティングのキャンペーンについてご紹介しました。
さまざまな種類のキャンペーンがありますが、予算や目標、KPIなどにより活用するべき手法は異なります。
適切なキャンペーンの種類の選択やインフルエンサーとの相性なども重要視することが、インフルエンサーマーケティングの成功を左右する大きな要因だと言えるでしょう。
アメリカ事業の立ち上げやリソース課題などでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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