アメリカでビジネスを行なう場合、適切に行えば非常に効果的なマーケティング方法としてインフルエンサーマーケティングがあげられます。
日本とアメリカではオーディエンスやプラットフォームの使われ方、トレンドなどが大きく異なるので、最新のアメリカ市場を深く理解する必要があります。
この記事では、アメリカでインフルエンサーマーケティングを成功させたい場合に必ず抑えておきたいポイントを、実際に行いたいタスクの順序でご紹介しています。
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目的と達成したい目標
マーケティングキャンペーンの最終目標を明確に定めることで、達成までのステップを逆算することができます。
ブランド認知を向上したい、エンゲージメントを高めたい、購入数を増やしたい、などそれぞれの目標があるかと思いますが、最終的に達成したい目標により打ち手や予算も変わってくるでしょう。
よくあるケースとして「ブランド認知をあげたい」という目標で、インフルエンサーを起用したもののその評価基準を「販売につながった数」に置いて考えてしまうブランドや企業がいます。ですが、これでは当初の目標と最終的な成果への期待、評価する基準にズレが生じています。
例えば「ブランド認知をあげたい」場合には、リーチしたいオーディエンスにより多くリーチするコンテンツ発信の期待ができるインフルエンサーに、適切なコンテンツで商品やブランドを紹介してもらうことが必要となります。
「実際に販売数を増やすこと」が目標の場合は、インフルエンサーに専用のクーポンコードを付与してそのコンテンツ経由から購入者に対するベネフィットを付与します。またキャンペーンの結果がトラッキングできるようにしたり、商品やブランドの魅力を効果的に伝えてもらうコンテンツの作成が必要となります。
計測のためKPIを設定することも非常に重要だと言えるでしょう。
ターゲットオーディエンス
インフルエンサーマーケティングにおいても、ターゲットとして狙うオーディエンスを適切に特定することは重要です。
ブランドのターゲットとなるペルソナや理想とする消費者層に応じて、デモグラフィックなどでグループ分けを行い、その層にあったオーディエンスにリーチできるように計画する必要があります。
欲張って万人受けのコンテンツを目指すのではなく、明確にペルソナがある方がインフルエンサーマーケティングには適していると言えるでしょう。
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予算
インフルエンサーマーケティングは、起用するインフルエンサーや代理店を通すなどの要因により、必要となるコストが大きく変化します。
場合によっては、無料の商品やサービス提供、特別ディスカウントなどを報酬の代わりに受け取ってくれるインフルエンサーを見つけることもできますが、投稿の保証や内容の依頼などはできないため、一般的にはインフルエンサーへの報酬が高くなる方が、ブランド側の意向が反映されやすいと思っておいて良いでしょう。
また達成したい目標、KPIによっても予算は変わってくるでしょう。
キャンペーンのタイプ
インフルエンサーを通じてブランドを宣伝する方法は、目標とターゲットオーディエンスの好みや予算などによって異なります。例えば下記のような方法があります。
ブランド認知度拡大
TikTokインフルエンサー30名に商品をギフティングなど。
アメリカで活躍している適切なインフルエンサーのリサーチが必須となります。
エンゲージメントの向上
TikTokインフルエンサーとコラボし、ブランドや商品に関連した新たな投稿のトレンドを作るなど。
こちらも適切なインフルエンサーのリサーチと投稿に関するコンテンツの作成が必要です。
販売促進
専用クーポンコードを使ってInstagramのインフルエンサーにReelsとストーリーズに投稿してもらうなど。
これらはどのタイプのキャンペーを行うのが効果的かよく考えて、どのタイプのインフルエンサーが良いかということを選ぶことが重要となります。
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ソーシャルメディアプラットフォーム
ターゲットのデモグラフィックやソーシャルメディアの特徴を参考に、適切なプラットフォームを選びましょう。
ブランドや商品により好ましいSNSや、投稿内容が異なるため各種SNSの特徴を理解する必要があります。
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コンテンツの内容
インフルエンサーとのコラボレーションの内容によって、ブランド側が依頼できる範囲は変わってきますが、必要な情報や消費者に伝えたい情報を分かりやすくまとめるなど、インフルエンサーがブランドや商品のメッセージをフォロワーに共有する時に、簡単に概要を把握し、適切に発信できるように参考資料を作成するように心がけましょう。
フォロワーの多いインフルエンサーとコラボするだけで効果が期待できるものではなく、適切で効果的なメッセージやコンテンツがターゲットとなる消費者層を魅了しなければ、認知度拡大やエンゲージメント向上などの目標は達成できません。
ブランドや商品のターゲットにとっての魅力、ブランドが達成したいことなどをインフルエンサーにしっかりと伝えられることは、良いコンテンツ作成の手助けになるでしょう。
インフルエンサーの選出
コラボするインフルエンサーには、ブランドがリーチしたいオーディエンスや、ブランドや商品についての魅力などについて理解してもらう必要があります。
ブランドや商品を届けたいオーディエンスにあった、ニッチなインフルエンサーを探したり、トレンドになっている人物を起用することなども良いアイデアでしょう。必ずしもフォロワーが多いインフルエンサーの起用が全てではないということを理解しておきましょう。
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効果の計測、結果の分析
目標設定時に設定したKPIを参考にキャンペーンの効果を測りましょう。キャンペーンの内容に応じて、週次、月次、四半期ごとなど適切なタイムラインで結果を測定しましょう。
どのインフルエンサーとのキャンペーンが高いROIを得られたかわかっていると、効果的な長期的なキャンペーンの計画などにも役立ちます。
効果の測定や分析結果をみてさらなる改善に繋げましょう。
アメリカでのビジネスを展開する上で、ブランドや商品の認知・売上拡大のためにソーシャルメディアは重要な役割を担います。ソーシャルメディアを活用することで、既存のユーザーと円滑なコミュニケーションを取ることが可能となったり、新規ユーザー[…]
オンラインアシスタント/Emily
オンラインアシスタント/Emilyでは、アメリカ在住のマーケティング経験のある日米バイリンガルのアシスタントが、インフルエンサーマーケティングのサポートも行っています。
代理店を使うには予算が足りない場合や、人員が少なく自社でインフルエンサーを探したり、やりとりをすることが難しい場合、アメリカにおいてどのようなアプローチが適切なのかわからない場合や英語に不安がある場合など、長期に渡るキャンペーン全体の支援でも短期的なスポットでも、アシスタントによるインフルエンサーマーケティングのサポートを提供できます。
アメリカでのビジネスにおいて、Web広告はブランドやサービスの認知拡大や売上促進に非常に効果的な施策です。とはいえ、Web広告はそれなりのコストや労力を要することから、しっかりとしたWeb広告の運用経験や知識、作業する人員が確保さ[…]
まとめ
アメリカでインフルエンサーマーケティングを成功させたい場合に必ず抑えておきたいポイントと、実際に行いたいタスク例をご紹介しました。
こちらを参考にアメリカでのビジネスで成功するためのインフルエンサーマーケティングを強化しましょう。
自社での運用が難しい場合、オンラインアシスタントなどの外部事業者に業務委託することもアメリカでのビジネス成功のチャンスをつかむための鍵となるので、有効に活用することがおすすめです。
アメリカ事業の立ち上げやリソース課題などでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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