【最新版】Eメールマーケティングのベンチマーク Data by GetResponse

Eメールマーケティングのベンチマーク

アメリカでビジネスを行ううえで、Eメールマーケティングを活用することをおすすめしています。

メルマガなどを含めたEメールマーケティングは、成果を上げるためにとても大切なマーケティング手法となりますので、必ず活用して頂きたい施策だと言えます。

この記事ではデータを引用しながら、Eメールマーケティングを運用するうえで押さえておきたいポイントをご紹介します。

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引用元データについて

この記事は、Eメールマーケティングのソフトウェアを提供するGetResponseにより、2022年に利用者が送信した約300億通のメールのうち、約70億通を分析したデータを参照しています。

少なくとも500件のコンタクトを持つアクティブな送信者のみを対象としたもので、メールの平均開封数、クリック数、配信停止数、バウンス数、スパム(悪用)クレーム数の合計値を使用しています。

購読者がメッセージを再度開いたか、リンクをすべてクリックしたかなど、すべてのアクションがカウントされています。

こちらのデータを活用して日本企業がアメリカでビジネスを行う際の参考にしましょう。

全業界の平均的なEメールのベンチマークについて

すべての業界での平均的なEメールマーケティングのベンチマークとは、どのようなものでしょうか?

開封率26.80%
クリック・スルー率(CTR)1.89%
クリックトゥオープン率(CTOR)7.01%
配信停止率0.1%
Spamなどによるクレーム率0.01% 未満
メール不達率2.57%

こちらはEメールマーケティングを行うさまざまな業界の平均的な数値ですので、自社の製品やサービス、ブランドが上記に当てはならない場合でも問題ありません。

類似製品や他社競合などをリサーチし、自社で販売するものに当てはまるカテゴリの平均値をベンチマークとしましょう。

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マーケティング

各項目の高レートとは?

メール開封率

業界、対象ユーザー、キャンペーンなど、各カテゴリにより良いとされるメールの開封率は異なります。

GetResponseの分析によると、平均開封率が最も低かったのはインターネットマーケティング業界で21.9%でした。

また最も高い開封率だったのは通信業界で、平均開封率が48.8%でインターネットマーケティング業界の2倍以上の数値となりました。

クリックスルー率(CTR)

カテゴリ、ターゲット、キャンペーンなど全ての要素がCTRに影響しています。常に全ての購読者からメールの反応を得ることは難しく、通常のキャンペーンであれば、それほど高いクリックスルー率は見られません。

CTRが低くなるキャンペーンの例として、プライバシーポリシーの更新などユーザーが興味を示さないメールが挙げられます。

平均CTRが最も低かったのはインターネットマーケティング業界で1.68% でした。一方、平均CTRが高かったのはコミュニケーション系の業界で5.77%となりました。

コンバージョン率

Eメールマーケティングでのコンバージョン率は、購読者が特定のアクションを何回実行したか、または何人のユーザーがアクションを実行したかに焦点を当てます。

例えばEメールを介して、ホワイトペーパーなどの電子資料をダウンロードした回数、オンラインセミナーに登録した回数、製品ページにアクセスした回数などです。

コンバージョン率は特定の成功したのキャンペーンを繰り返す行う必要があるのか​​、別のアプローチを選択する必要があるのか​​を判断する時に非常に役立ちます。

コンバージョン率の定義はカテゴリや製品により異なるので、分析しながら自社に相応しい高いコンバージョン率を見つけましょう。

北米とアジアの平均レート

北米とアジアにおける各項目の平均レートをご紹介します。

北米アジア
開封率31.02%19.14%
クリック・スルー率(CTR)2.96%1.46%
クリックトゥオープン率(CTOR)9.56%7.64%
配信停止率0.09%0.06%
Spamなどによるクレーム率0%0%
メール不達率4.92%2.17%

全ての項目で北米の方が高いレートとなりました。開封率やCTR、CTORに関してアジアより北米の方がレートが高く、北米に住む人々の方がEメールマーケティングに興味を示している結果となり、逆に配信停止率とメール不達率はアジアの方がレートが低くなりました。

このレートから北米でのEメールマーケティングはアジアよりも有効度が高く、活用すべき施策だと考えられるでしょう。

業界の平均レート

Eメールマーケティングは、多くの業界にとって現在でも重要なマーケティング手法です。製品やブランドのファンである購読者は、Eメールマーケティングを好意的に捉えている場合が多いです。

各業界のなかでも、コミュニケーション、出版、金融サービス業界が高レートとなり、平均よりも高い開封率とCTRとなりました。

反対に健康・美容、ヘルスケア、インターネットマーケティングでは、開封率は他と比べて低くないものの、平均CTRが低く1.68% ~ 1.78%となり、全体平均CTRである2.89%を大幅に下回っています。

Eメールの送信タイミング

最適な時間帯

Eメールを送信して最大限のエンゲージメントを得るためには、いつ送信すれば良いか?というご質問をよく伺います。

検討すべき時間帯が2パターンあり、ひとつは早朝の時間帯(午前4〜6時)、不達目はは夕方の時間帯(17時〜19時)だと言われています。

開封数やクリック数を改善したいと考える場合、受信者が起きる直前か仕事が終わる直前にEメールを送信すると良いでしょう。

この時間帯であれば、受信トレイに膨大な量のチェックすべきEメールがないことが一般的だと考えられ、購読者の注意を引く可能性が高くなります。

適切な曜日

エンゲージメントに関して平日であればにどの曜日であっても、あまり違いはありません。開封率とCTRは火曜日 (以前は月曜日と金曜日) が最も高くなりますが、他の日とそれほど変わりません。

平均的に週末にエンゲージメントが低下する傾向ですが、業界やターゲット層によっても異なるので、自社の製品やブランドと相性の良い曜日を見つけ出しましょう。

一週間あたりの送信回数

送信回数が多ければ多いほど、購読者は興味を示してくれるでしょうか?残念ながらそうではありません。

購読解除の主な原因のひとつは、受信するEメール数が多すぎることです。

多くの場合で最も安全なオプションとして、毎週1回(もしくはそれ以下)Eメールを送信しています。

多くのニュースレターを送信したい場合、メーリングリストをセグメント分けし、キャンペーンに該当する購読者のみに配信しましょう。そうすることで、該当しない人へは送信されないので、Eメールの受信が多すぎるが故の配信停止を防ぐことへ繋がります。

セグメント分けをしない、できない場合は、週に1回程度の配信するとに注力すると良いでしょう。

もしEメールのパフォーマンスが低下してきているのであれば、送信頻度を見直すべきという合図だと言えます。

開封とクリックまでの時間

Eメール送信後は時間の経過とともに開封、クリックされており、送信されてから数時間後に最も注目を集める傾向があります。

19.66%の受信者は受信トレイにEメールが到着してから、最初の1時間以内に開封しています。すべての開封数のうち最大50%の受信者が8 時間以内Eメールを開封しています。

特にタイムセールなど時間限定のイベントを行う場合、上記を考慮した時間帯にEメールを送信しましょう。

クリックに関して、全クリック数のほぼ1/3(31.95%)が配信後1時間以内に起こり、全インタラクションの50%以上が受信後4時間以内に発生します。

マーケティングで用いるEメール作成ポイント

Eメールの件名の文字数

全てのデバイス画面に収まるような文字数で件名を作成しましょう。

データを見ると61~70文字の件名の場合が開封率、CTRが最も良い結果となりました。

ただ注意が必要な点が、実際には長い件名の場合に最も高い開封率とCTRを獲得する傾向がありますが、件名を長くすればするほど良いという訳ではなく、件名により購読者にメールの内容を理解してもらうことが最も重要だということです。

ほとんどの場合、件名の長さではなく本文が重要となります。本文と関連性の高い件名を付けることが、開封率の高いEメールとなるでしょう。また件名に絵文字を付けるか、付けないかの議論もありますが、絵文字を使用しない方が若干良い戦略であるように思えます。

ですが、絵文字使用時と不使用時の開封率の差は、かなりわずか1.84%であり、それほど神経質に考える必要はなさそうです。B to BかB to Cかによっても変わってくるでしょう。

ただトレンドもあり、今後絵文字の利用でパフォーマンスが低下する可能性もありますので、長期的に観察する必要があります。

パーソナライズする

Eメール本文に宛名を記載したり、直近でクリックした製品をおすすめとしてリマインドしたり、性別・年代・居住地域などで異なる内容へ変更するなどのパーソナライズが大切となります。パーソナライズされたEメールは開封率とCTRが非常に高い傾向にあります。

利用しているEメールマーケティングのプラットフォームにより、可能なパーソナライズの種類が異なりますが、本文の冒頭に購読者の氏名を記載することもパーソナライズの一部です。

またセグメントで購読者をグルーピングして、そのセグメントしたグループに最も適したEメールを作成することも有効であると言えます。

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データから分かるEメールマーケティングの戦略方法

セグメントとパーソナライズに重きを置きましょう。パーソナライズされたEメールは、全ての受信者を対象とした一般的なEメールより優れており、購読者を自社のファンへと繋げることが可能です。

さらにEメールを自動化させましょう。自動配信メールは設定を行うだけで人手が不要にも関わらず、エンゲージメント率を高めます。自動化機能を活用することで、パーソナライズされた、よりタイムリーな方法でEメールを配信できるようになります。

Cookie規約により、Webサイトから情報が取得できなくなってきている現在、自社が取得している顧客データやメーリングリストは、さらに重要度を増しています。

アンケート機能を使用し購読者が興味を示したEメールのコンテンツを追跡し、その情報に基づいてセグメンテーション戦略を構築し、マルチチャネルマーケティングのキャンペーンに適用しましょう。

A/B テストを日常的に実地することも忘れずに行います。類似商品や他社競合で上手くいった例を応用した場合でも、自社で運用する場合上手くいかない場合もあります。

それは必ずしもEメールの内容やコンテンツが悪いわけではなく、パーソナライズやセグメント方法を誤っている可能性も十分に考えられます。

プロセスに A/B テストを追加することで、Eメール マーケティングの最適化を叶えることが可能となります。

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これまでEメールマーケティングで押さえておきたいポイントをご紹介しましたが、自社で運用・活用が難しいと思う場合、オンラインアシスタントへ業務委託すると良いでしょう。

オンラインアシスタント/Emily.では、アメリカ在住の日米バイリンガルのアシスタントが所属しており、アメリカでビジネスを行う日本企業のサポートをしております。

Eメールマーケティングで使用するプラットフォームの提案から、初期設定、Eメールのインポート、コンテンツ作成、ビジュアル作成、翻訳・校正、配信設定など、さまざまな作業のサポートが可能です。

まとめ

Eメールマーケティングを運用するうえで押さえておきたいポイントをご紹介しました。

この記事でご紹介した平均レートや自社カテゴリのレートを参考に戦略を立てていきましょう。

またA/Bテストを繰り返し行い、顧客が興味を示しやすい日時やコンテンツを探ることで、より良いEメールマーケティングを運用することが可能となります。

自社で運用が難しい場合は、オンラインアシスタントへEメールマーケティングを業務委託すれば良いでしょう。

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