2023年最新版アメリカのブラックフライデー&サイバーマンデー

1年間で最大のセールとなるアメリカの「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」で確実な売上を作りたい、アメリカでEC事業を運営している日本企業にご覧頂きたい記事です。

アメリカ中の消費者がいっせいに大量の買い物を行い、高額なコストを費やすこの時期は、アメリカでEC事業を運営している企業にとってまたとないチャンスです。

2023年の「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)に向け、どのように準備を進めるべきかをご紹介していきます。

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アメリカのブラックフライデー&サイバーマンデーとは?

アメリカの祝日「サンクスギビング(感謝祭)」の直後に始まる「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」は、アメリカの小売業界で最も売上伸ばすことが可能となる、年間を通して最も重要なセールです。

家電、家具、玩具、服などのあらゆるものが値下げされるため、アメリカでは多くの消費者が「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」を待ち、1年間で1番お金を使うシーズンだと言っても過言ではありません。

サンクスギビング(感謝祭)」から、新年を迎えるまでの「ホリデーシーズン」は家族や友人と集まる機会が多く、そこで交換するプレゼントもこのセールで買うのが一般的です。

2023年の「ブラックフライデー」は「サンクスギビング(感謝祭)」翌日の11月24日です。

オンラインのみで開催される「サイバーマンデー」は「サンクスギビング(感謝祭)」の週明けとなる11月27日です。

  • ブラックフライデー:2022年11月24日(金)
  • サイバーマンデー:2022年11月27日(月)

ただし「ブラックフライデー」のセールは、実際の日程より早く始まることが多く、2020年からは新型コロナの影響で、さらに早まり10月末から値下げを行う企業やブランドも増えました。

2020年の「ブラックフライデー」では、アメリカで大人気の大型量販チェーン店「Target」は、48ページにも及ぶチラシを制作し、アメリカ消費者の購買意欲向上へと促しました。

ルンバが120ドル引きで199.99ドル、Chromebookが100ドル引きで119.99ドルなど、大幅な割引が記載されていました。

また、日本でも展開しているアパレルブランドのBanana Republicは全品50%引きのセールを行ないました。

「サイバーマンデー」では、セール期間が延長される場合が多く2022年11月27日(月)〜12月3日(日)の1週間は「サイバーウィーク」となります。

2020年「ブラックフライデー」のオンライン売上総額が90億ドル、「サイバーウィーク」では売上総額が108億ドルとなりました。

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ブラックフライデー&サイバーマンデーまでに行う準備

ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」に向け万全な体制を整えるために、早くから準備を開始するに越したことはありません。

どのようなスケジュール感で準備を行えば良いのかをご紹介しますので、こちらを参考に作業を進めて頂けたらと思います。

①下準備としてECサイトを整える(7月~9月頃に開始)

セールの土台となるECサイトは時間をかけて整えておくのがベストです。

早ければ7月頃から、自社のECサイトがうまく機能しているかチェックを始めましょう。

デザインやコピー、画像、顧客からのレビューなどECサイト上のビジュアル部分を確認し、手を入れるべき部分があれば修正作業を行いましょう。

商品検索や商品比較、チェックアウトプロセスのスムーズさなど「カスタマーエクスペリエンス」も非常に重要です。

ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」の時期には、普段より多くのアクセスが見込まれ、サバーに負担がかかり、サイトへのアクセスが遅なりカスタマーが離脱してしまう可能性もあります。

このような機会損失を防ぐためにも、早めにチェックを行う必要があります。

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②セールの計画を立てる(9月初旬頃に開始)

具体的なセール内容を決定する前に「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」で達成したい目標を定めておきましょう。

在庫の一掃、新しい顧客の獲得、既存顧客のロイヤリティを上げるなど、目標は様々だと思います。

またもちろんながら、利益の目標設定も必須となります。

目標を明確にさせることで、より効果的にセールを成功へと導く準備が行えます。

目標を定めた次は、セールイベントの企画を決めましょう。

ブランドやショップの全体を割引するか、一部の商品のみを値引きするか、割引率は何%が適切か。

大量にプレゼントを買う人が多いこの時期には「まとめ買い」による値引きも効果的です。

施策の全体像が決まったら、セールで何を売るべきかを具体的に決めます。

セールの価格設定も「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」では重要となります。

お客を引き寄せるだけの魅力的な低価格が必要ですが、他社との競争でむやみな低価格競争に陥るのは避けたいところです。

セールの価格設定は事前に確定してもいいですし、競合他社の動きを見てからセール直前に値付けを変更できるようにしておく手もあります。

③マーケティングを行う(9月中旬頃に開始)

自社の「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」について、これまでの顧客や潜在顧客にアピールしていきましょう。

セール告知の手段はできるだけ多種多様に行いましょう。

GoogleやFacebookなどのペイドメディアキャンペーンを行なうことはもちろんですが、SNSでの露出を増やすように心がけましょう。

あまりに早い時期のセール告知は、顧客の買い控えを招くリスクがありますが、2023年は全体的にブラックフライデーセールが前倒しになる傾向なので、通年より早い時期にセールの情報を告知することがおすすめです。

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SEO対策のためにも、自社ホームページにセール専用ページを作成し、ホリデーシーズン向けのキーワードを織り込みましょう。

また「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」のマーケティングでは、Eメールが非常に大切です。

10月頃になったら、自社セールについてのEメールマーケティングを本格化させましょう。

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④商品と配送の準備と確認(10月頃に開始)

セール商品が品切れになってしまうと、これまでの準備が水の泡となってしまいます。

特に目玉商品は十分に仕入れるようにしましょう。

余剰在庫を避けたいのはもちろんですが「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」の後には、クリスマスが控えているので、在庫過剰についてはそれほど心配しなくて良いでしょう。

ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」前の在庫仕入れは、通常時より長い時間がかかる見込みのため、時間に余裕をもって発注しましょう。

受注量が劇的に増える「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」に対応するために、出荷や配送のスキームを万全に整えておきます。

人気商品が取り出しやすいよう倉庫を整理整頓するほか、何か問題やイレギュラー対応が起きた時に備えて、倉庫とカスタマーサービスの人員を一時的に増やす計画も必要でしょう。

⑤最終確認(11月頃〜前日)

上記4つのステップの最終確認を行いましょう。

出来ていない作業はないか、広告やSNSで露出は行えているか、十分な人材を確保できているか、など最後まで自社で行えることを整理して行きましょう。

この際に準備不足な項目があれば、一時的に作業者を外注する方法もあります。

  • 少しでも見やすいECサイトへと手直しする
  • インターネット広告、SNS投稿などの露出
  • メルマガなどのメールマーケティングの強化
  • カスタマーサポートの人材を増やす

上記のように「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」までに、短期間の間に出来ることをリストアップし、出来る限りの作業を前日までに行うことで、より多くのカスタマーがサイトへ訪れ売上アップを叶えられます。

オンラインアシスタントに外注する

カスタマーサポートやマーケティング、ECサイトの改善などを一時的に強化したい場合には、オンラインアシスタントに作業を外注するという手段もあります。

英語に不安がある場合や、日本人に業務委託を行いたい場合、アメリカ在住の日本語・英語のバイリンガルが所属するオンラインアシスタント/Emily がおすすめです。

短期的なリソース不足へのカバーだけでなく、フルタイム雇用までは必要ないけれども人手が欲しいといったニーズに柔軟にお応えします。

ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」などの繁忙期だけカスタマーサポートの人員を増やしたい、ECサイトの保守ができる人材が必要、マーケティング関連に詳しい人材にサポートして欲しい、などのようなピンポイントなリクエストから、アメリカでのEC事業運営をまるっと外注することも可能です。

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まとめ

この記事では「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」で売上を獲得するために、行って頂きたいことについてご紹介しました。

自社で作業が難しい場合や、一時的な人員確保が必要な場合、オンラインアシスタントなどの業務委託サービスを活用し、アメリカの市場で年間を通し1番の売上を誇る「ブラックフライデー&サイバーマンデー(BFCM)」で確実な売上を確保し、アメリカでのビジネスを成功へと導きましょう。

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