米国でEC運用にオンラインアシスタントを活用するには?

アメリカでのEC運営を適切に行なうのは、非常に大変な仕事です。

ただでさえ多岐に渡る業務を抱えるEC運営、大量のタスクをこなす必要がある上に、日本とアメリカではビジネス環境が大きく異なるため、アメリカのビジネスにも慣れることも必須となります。

アメリカでEC運営を行う際は、オンラインアシスタントを上手く活用し、日々のEC運営業務を効率化しましょう。

そうすることで、担当者はビジネス全体の舵取りに力を注ぐことができます。

この記事ではEC運営チームはオンラインアシスタントをどう活用できるのか、そのためにどのような業務切り分けをすべきかをご紹介します。

オンラインアシスタント/Emilyではアメリカ事業に欠かせない業務を幅広くサポートしています。
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アメリカでのECオペレーションチームによくある課題

ECサイトを運営するには、大量かつ広範囲の業務を正確にこなし続ける必要があります。

ましてや、慣れないアメリカでのEC運用ともなれば、課題が山積みとなります。

アメリカでのEC運用チームによくある悩みは次のようなものです。

閑散期と繁忙期で業務量の差が大きい

アメリカのセールは非常に大規模で、セール時期には業務量が大幅に跳ね上がります。

繁忙期と閑散期で業務量のギャップが大きすぎるため、通年で社員を採用して人員を確保することができません。

臨時採用しようにも繁忙期には人件費が高騰して採用が難しく、人手不足に陥るというのがよくあるパターンです。

アメリカのビジネス環境に詳しい人材が見つからない

日本とアメリカではユーザーや競合、商習慣など、ビジネス環境が大幅に異なります。

米国でのECを成功させるにはアメリカでのビジネスをよく理解した人材が必要です。

しかし、日本の企業文化をまったく知らない人では意思疎通が上手くいかない場合もあり、適切な人材を見つけることは難しいものです。

そのため、アメリカ市場をよく知る人をチームに加えることができず、リサーチなどにむやみに時間がかかるというケースがよくあります。

バイリンガルで顧客対応できる人材が不足

アメリカでのEC運営には顧客との密なコミュニケーションが欠かせません。

問い合わせは電話、ECサイト経由のEメール、複数のSNSなどさまざまな窓口を通じて寄せられるため、多くの場合に、顧客対応をするバイリンガル人材が必要です。

そうした人材を見つけるのは難しい場合があります。

ECオペレーションチームの業務切り分け

アメリカでのよくあるECオペレーションの悩みを解決するために、オンラインアシスタントの導入が効果的です。

社内で抱えている業務を適切に切り分けて外部委託することで、時間に余裕ができ、集中すべき業務に注力できるようになります。

日米のEC事情に詳しいオンラインアシスタントに依頼すれば、知識や言語の面もカバーしてもらえます。

オンラインアシスタントに依頼する業務を決める際には「コア業務」なのか「ノンコア業務」なのか、という基準で業務切り分けを行ない、ノンコア業務を外部委託するのが基本だと言えます。

コア業務とは企業活動の根幹に関わる業務を指します。

直接利益を生み、専門的な判断を必要とするため、経営者や運営者が直接関わる必要がある業務です。

対して、ノンコア業務は、コア業務を支援するサポート的な業務であり、比較的に難易度が低いものを指します。

マーケティングにおけるコア業務、ノンコア業務の例は下記のとおりです。

コア業務の例

  • 戦略策定
  • 商品発掘
  • 商談
  • ECサイトの総合管理

ノンコア業務の例

  • カスタマーサポート
  • 商品情報アップデート
  • 商品画像の編集
  • 在庫管理
  • 発送管理
  • レポート作成
  • 翻訳業務

ノンコア業務をオンラインアシスタントに委託することで、業務効率が改善します。

自由になった時間と判断力をコア業務に充てることができ、ECオペレーションチームひいては会社全体の業績アップにつながります。

オンラインアシスタントに依頼すべきタスクの具体例

どの業務を実際にオンラインアシスタントに依頼するかは、自社のECオペレーションチームが抱えている課題とその優先順位に合わせて決めていきます。

たとえば、アメリカでのカスタマーサポート運用にあたって人材の確保に頭を悩ませている場合には、電話応答やEメール対応などをオンラインアシスタントに任せることができます。

カスタマーサポート構築中であれば、最適なツールなどをアシスタントと相談しながら決めていくことも可能です。

ECオペレーションチームが人手不足で負担を減らしたい場合には、商品情報のアップデート、商品画像の編集などECサイト運用のルーティンワークを依頼すると効果的でしょう。

加えて、在庫管理や発送管理など神経を使う業務にもアシスタントを導入すれば、担当者に大幅な余裕ができるはずです。

オンラインアシスタントを月30時間導入した場合の作業時間内訳

ECオペレーションチームで、月30時間のオンラインアシスタントを導入した場合、作業時間の内訳はどのようになるでしょうか?

例えば、Shopifyを利用したECサイトの運用がメインの依頼内容となる場合、オンラインアシスタントサービスの導入初月は以下のようになるでしょう。

【EC運用(導入1ヶ月目)30時間/月】

  • EC関連リサーチ:7時間
  • Shopify 各種設定・編集:5時間
  • Email配信サポート:3時間
  • テクニカルサポート(トラブル、エラーなど):5時間
  • 在庫管理:3時間
  • 翻訳業務:2時間
  • レポート作成:1時間
  • プロジェクトマネジメント:2時間
  • 打ち合わせ:2時間

EC運用業務時間内訳のイメージ図

依頼内容や、導入から何カ月目かによっても、オンラインアシスタントの業務時間の内訳は変動してきます。

依頼内容を事前に整理し、どの業務により時間がかかりそうかなどのおおよそのイメージを持っておくと、オンラインアシスタントの導入後もスムーズに業務を進めることができるでしょう。

弊社が提供している「オンラインアシスタント/Emily」では、貴社のECオペレーションチームにおける業務切り分けや依頼内容の整理などのご相談も受け付けていますので、まだ具体的なイメージがない方でもお気軽にお問い合わせください!

まとめ

アメリカでのEC運用には「繁忙期と閑散期の業務量ギャップで人手不足になる」「アメリカ市場に詳しい人材が見つけづらい」などの課題があります。

柔軟に対応してくれるオンラインアシスタントを見つけ、的確な業務を委託することで、これらの課題をうまく乗り越えることができます。

EC運用チームでもオンラインアシスタントを効果的に活用し、業務の効率化や生産性向上、業績向上を目指していきましょう。

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