アメリカで物販系のビジネスを営む場合、Amazon USへの出品は必須だと考えられています。
またAmazon USへの出品であれば他のプラットフォームより比較的に簡単であると言われており、世界中の企業がAmazon USに自社商品を出品しています。
出品方法が簡単とはいえ商品登録や商品ページの作成、ロジスティック管理、カスタマーサポートなど全ての業務を英語で対応する必要があり、自社でこれらの業務が難しいと考えられている日本企業も多いことでしょう。
この記事ではAmazon USのセラーセントラル登録のためのアカウントを作成し、初期設定を行う方法をご紹介します。
日本企業がアメリカでEC事業を始めるにはいくつかの方法があります。なかでも、Amazon USでの販売はぜひ検討したい重要な選択肢だと言えるでしょう。この記事では「Amazon USについて基礎知識から、販売開始に向けての手[…]
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セラーセントラルのアカウント作成
まずはじめにこちらのページより「さっそくはじめる>北米」を選択しましょう。その次にAmazon US用のアカウントを作成しましょう。
アカウント作成に必要なのは「名前(ローマ字表記)」「Eメールアドレス」「パスワード」です。
Amazon USのアカウント設定が完了したらセラーセントラルを登録しましょう。
自社にあった内容で登録し、その後に「Agree and continue」で次のページへ進みましょう。
次のページで詳しい情報を登録します。
いくつかの入力ステップがあり「名前」「生年月日」「住所」「電話番号」「支払い情報」「ショップに関する情報」など、自社の詳細を英語で記入しましょう。
Amazon USアカウント大口出品・小口出品の違い
Amazon USのセラーセントラルのアカウントを作成する際に、選択する必要がある項目が「Sell as a Professional(大口出品)」と「Sell as an Individual(小口出品)」です。
「Sell as an Individual(小口出品)」の場合、月額費が無料となりますが、商品が1点売れるごとに0.99ドルのコストが必要となります。
「Sell as a Professional(大口出品)」の場合、39.99ドルの月額費が必要となりますが、商品1点あたりのコストは発生しません。
もし現在、日本のAmazonで大口出品している場合は、アメリカのアカウントと連携することでAmazon JPとAmazon USの月額利用がトータル39.99ドルとなり、Amazon JPの月額利用料が実質無料となります。
Amazon USの各種手数料の詳細はこちらからご確認頂けます。
Amazon US納税情報の登録手順
Amazon USで商品を販売する場合、税務情報の登録が必須となります。
先ほど登録したセラーセントラル管理画面より各種の登録作業を行いましょう。
セラーセントラルのトップ画面の右上の設定マークから「Account Info」をクリックします。
そうすると「Account Info」の詳細ページが表示されます。
「Business information>Legal Entity」をクリックします。
こちらのフォームに必要情報を入力しましょう。
入力が完了したら「Launch Interview wizard」のボタンをクリックします。
その後、税務情報の登録を行います。
税務情報では「Tax information」「Permanent address」「Mailing address」「U.S. person tests」の入力を行います。
Tax information
自身が運営する事業形態を選択、国籍の選択、会社名 or 事業者名を入力します。
Permanent address
本籍地を英語で入力します。
英語の住所が分からない場合、Google翻訳を用いて日本の住所を英語へと変換させることが可能です。
Mailing address
郵送物の住所の入力、上記の本籍と同じ場合は「Same as permanent address」を選択し、異なる場合は「Other」で該当する住所を入力しましょう。
U.S. person tests
国籍が日本の場合、こちらは不要となります。
チェック項目が表示されますが、全てチェックを行わないで下さい。
全ての入力を終えると「Tax information interview」のレビューが表示されますので、間違いがないかご確認下さい。
間違いがない場合、署名と日時を入力します。(署名は名前をアルファベット入力するのみで問題ありません。)
「Save and continue」をクリックし、登録を完了させましょう。
最後に先ほど登録した「Tax information interview」に電子署名を行います。
「I consent to provide my electronic signature」ボタンにチェックを入れます。
最終チェックリストが表示されるので確認を行い、問題なければチェックを入れて「Signature(氏名)」「E-mail address」を入力し「Capacity(事業形態)」を選択しましょう。
Amazon US銀行口座の登録方法
Amazon USのセラーアカウントにアメリカの銀行口座情報を登録する必要があります。
アメリカの銀行口座開設は、基本的に在住者か長期滞在者しか行えないので、日本企業がアメリカの銀行口座を取得したい場合Payoneer(ペイオニア)というサービスを利用すると良いでしょう。
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まずはセラーセントラルのトップ画面の右上の設定マークから「Account Info」をクリックします。
「Account Info」より「Payment Information>Deposit Methods」にアクセスしましょう。
「Deposit Methods」より銀行口座の登録を行いましょう。
その際に下記の口座情報が必要となります。
- Routing Number(9桁のコード)
- Account Number(口座番号11桁 or 17桁)
- Account Holder Name(口座名義)
「Bank Location Country」を選択する際、Payoneer(ペイオニア)で銀行口座を開設した場合「United Status」を選択します。
全ての入力が完了しましたら「Submit」ボタンをクリックし、銀行口座情報の登録は完了となります。
Amazon USを利用するメリット
物販ビジネスでアメリカへ進出する方法として、Amazon USの利用がおすすめだと言われています。
比較的簡単に出品できるほか、Amazonの本国であるアメリカでは日本以上に利用者が多く、人々からの信頼度も非常に高いオンラインショッピングのプラットフォームです。
さらにAmazon USにもFBAがあるので、アメリカのFBA倉庫に直接商品を納品することが可能なので、自社で独自の配送などロジスティック関連を整える必要がありません。
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オンラインアシスタント/Emily.
これまでAmazon USセラーセントラルの登録・セットアップの手順をご紹介しましたが、自社で登録やセットアップ、運用が難しいと考える場合、現地のオンラインアシスタントを利用してAmazon USに関する業務を外注すると良いでしょう。
オンラインアシスタント/Emily.では、アメリカ在住の日米バイリンガルのアシスタントがアメリカでビジネスを営む日本企業のサポートを行なっております。
セラーセントラルの登録・セットアップなどの初期設定から、商品登録や商品ページの作成、ロジスティック管理、カスタマーサポートに至るまで、Amazon USで必要な作業をすべて担うことが可能です。
また商品ページの作成、マーケティングやAmazon広告の運用、カスタマーサポート、分析・改善など、長期にわたるサポートも行なっております。
アメリカでビジネスを展開する日本企業の多忙な経営者や社員が、コア業務に集中できる環境づくりを追求しているオンラインアシスタント/Emilyでは、アメリカ特有の文化やビジネス環境を理解したバイリンガルスタッフが、現地時間で様々な業務をサポート[…]
まとめ
Amazon USセラーセントラルの登録・アカウントのセットアップ手順をご紹介しました。
全て英語のため、ハードルが高く難しく感じてしまうかと思いますが、こちらを参考にGoogle翻訳などを利用しながら進めていくと、イメージよりも簡単にAmazon USの必要項目の登録が完了します。
アメリカで物販ビジネスを行いたい場合、Amazon USは見逃すことができないプラットフォームです。自社で作業や運営が難しい場合、オンラインアシスタントにサポートを依頼すると良いと言えるでしょう。
アメリカ事業の立ち上げやリソース課題などでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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