最近、アメリカのAmazonに進出している日本企業が増えてきています。
Amazonは日本のアカウントを保有している場合、簡単に海外進出が可能ということで人気が高まっていますが、海外ビジネスは不明確なことも多く苦労されている日本企業もいらっしゃるのではないでしょうか。
闇雲に施策を行っても売上に繋がらない場合がほとんどですので、アメリカのAmazonで売上を得たい場合は「KPI(重要業績評価指標)」を設定し、目標達成までのパフォーマンスを把握することが大切だと考えられています。
アメリカで事業を行う場合このKPIの設定は非常に重要度が高く、目標達成に向けての指標を示すことで、チーム全体で目標を把握し、改善を行いながら業務を遂行することが可能となるでしょう。
この記事ではAmazon USへの出店や、グローバルセリングを行う場合にどうしてKPIの設定が重要なのか、また参考にしたいKPIについてご紹介しています。
⇒サービス資料のダウンロードはこちら
KPIとは?
重要業績評価指標(key performance indicators:KPI)は、組織の目標達成の度合いを定義する補助となる計量基準群である。KPI はビジネスインテリジェンスにおいて、現在のビジネスの状態を示すものとして使われ、今後の対応策でどうなるかを予測するのに使われる。
出店:Wikipedia
ビジネスの目標設定をあらかじめ行っておくことで業務の方向性が明確になり、ゴールに向かうための進捗状況を分かりやすく示すことが可能となります。
KPIを設定し、その目標に向かって計測・分析を行い、修正点や改善点などが分かるようにしましょう。
それではAmazon USで商品を販売する際に、設定した方が良いKPIをご紹介します。
Amazon US KPIの種類
- 広告売上KPI (Amazon ACoS)
- 広告総売上KPI (Amazon TACoS)
- 広告費用対効果KPI(Amazon RoAS)
- 獲得単価KPI(Amazon CPA)
- クリック率KPI(Amazon CTR)
- コンバージョン率KPI(Amazon CVR)
- 平均注文額KPI(Amazon AOV)
- オーガニックコンバージョン率KPI
- 注文不良率KPI(Amazon ODR)
- パーフェクトオーダー率KPI
- 出荷前キャンセル率KPI
- 出荷遅延率KPI(Amazon LSR)
- 返金率KPI
- 商品ランキングKPI
- 連絡応答時間KPI
- 投資利益率KPI(Amazon ROI)
この16個のKPIを設定することがAmazon USでは重要だと考えられています。
ベンチマークになるブランドや商品を参考にKPIを設定すると、無理のない目標計画を立てることが可能です。
各KPIの詳しい内容は下記の記事でご紹介しています。
なぜKPIを把握する必要があるのか
Amazon USの運用ならではのKPIを計測・分析することで、ビジネスを拡大するための正しく効果的な戦略を立てられます。
KPIを計測していない場合、ゴールがないような状態で闇雲に業務を遂行しなくてはなりません。
例えば目標とする売上を達成できたとしても、商品規模に合わない広告コストを費やしてしまっていたり、類似商品よりも明らかにコンバージョン率が低かったり、商品の返品率が異常に高い場合などは、広告運用方法や商品ページ、商品のクオリティーに問題があると考えられます。
KPIを設定することでこのような状況の計測・分析が行えるので、改善点や問題点が明確になります。
それを基に戦略を立てることで、より良いパフォーマンス達成が可能となります。
現在、全世界で970万人以上のセラーが各国のAmazonへ出品していると言われております。数多くのセラーが世界中のAmazonへと出品しているなか、Amazonの本拠地であるアメリカでは年間10万ドル以上の売上を得ているセラーは、ほ[…]
オンラインアシスタントを活用したKPIの運用
KPIの設定や、KPIを用いた正しい計測・分析を難しいと感じる方も多いかと思います。
これまでに説明したようなKPIの設定は、アメリカのAmazonなどのEC事業を運営し売上を確保する際にとても重要な指標となりますので、KPIは必ず設定するべき項目だと言えるでしょう。
ですが不慣れなアメリカの市場で仮説を立てたり、予測・分析を行うことは容易ではありません。
アメリカの市場を熟知した人材であれば、的外れではない正確なKPIの設定、計測や分析がよりスムーズにできるでしょう。
そこでおすすめなのが、オンラインアシスタントを利用してKPIの業務を業務委託することです。
アメリカ在住の日米バイリンガルが所属する「オンラインアシスタント/Emily」であれば、アメリカのAmazonやEC事業のKPI管理を得意としているアシスタントが在籍しています。
アメリカ在住ということもあり、現地で最新の情報を取り入れながら目標達成に向けて業務を遂行します。
Amazon USでの豊富な経験があるオンラインアシスタントがサポートが行うので、より早く成果を出すことも期待できるでしょう。
アメリカでビジネスを行う場合、人材不足や言語による人的リソースの問題、日米の働き方や仕事に対する姿勢などが異なることから業務効率の改善などの様々な課題が発生します。そんな課題を解決するために役立つサービスとして、現在注目を集めている[…]
まとめ
Amazon USで売上を上げるためには、KPIを計測してストアのパフォーマンスを把握して改善を繰り返し行うことが重要だと考えられます。
目標達成に向けてゴールを決めることは、予想のみの仮説に過ぎないように感じてしまうかもしれませんが、ベンチマークするブランドや商品、過去の事例などのデータを参考にすることで、自社ブランドや商品に見合ったKPIを設定できます。
正しいKPIを設定するにはアメリカ市場を深く知る必要があるので、自社で行えない場合はオンラインアシスタントに業務委託することがおすすめです。
正しいKPIを設定し目標達成に向け計測・分析・改善を行い、Amazon USで売上アップを目指しましょう。
アメリカ事業の立ち上げやリソース課題などでお困りの方はお気軽にご相談ください。
⇒サービス資料のダウンロードはこちら